ぶっくぶくの部屋
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冬間近
もうすぐ冬だねえ〜。
来週あたり初雪きそうだなあ〜。
まだ雪囲いもしてないし、タイヤ交換もしてないし…
あ〜あ、寒いし、めんどくさいし、イヤだなあ〜、と
ズグダレ者はコタツに首まで入ってブツブツ言うばかり
でアリマス。
さて、この頃マンスリーっぽくなっちゃったけど、止めて
はいないのよ。
File No.328
『山本八重』楠戸義昭(河出文庫 700円)
オススメ度★★☆☆☆
来年の大河ドラマはご存じ「八重の桜」。
つうことで、恒例の予習第一弾。
これは、山本八重だけではなく、会津落城史から明治初期までの
ヒューマンヒストリーという感じ。
最近わかった史実もちゃんと盛り込んでいるし、筆の走りすぎも
感じられない好著。
八重については、買った本や借りた本がまだまだありまして…。
ふう〜。
File No.329
『終の信託』朔 立木(光文社文庫 514円)
オススメ度★★★☆☆
今公開中の同名映画の原作本。
内容は切実、展開はスリリング。
とくに江木の最期のシーンはなかなか壮絶な感じがした。
しかし……
こんな終わり方ってアリ?
File No.330
『往復書簡』湊かなえ(幻冬舎文庫 600円)
オススメ度★☆☆☆☆
これも今公開中の映画「北のカナリアたち」の原案本。
原作ではなく「原案」。
つまり、ストーリーを変えてるということ。
本は四連作になっているが…、はっきり言って、オレには
あまりピンとこなかったなあ。
『告白』のインパクトが強すぎて。
File No.331
『プロ野球「衝撃の昭和史」』二宮清純(文春新書 750円)
オススメ度★★★★☆
わがジャイアンツ日本一・アジア一を記念して、気分良く
久々の野球本。
いや〜、プロ野球ファンとしては、この上なく面白い本デス。
「背面投げ」なんて知ってる?
ハナタレ小僧の草野球でよくマネして投げてたようなあ〜。
なつかしい話題いっぱい。
File No.332
『異形の将軍 上・下』津本 陽(幻冬舎 各1700円)
オススメ度★★★☆☆
昭和の平民宰相・今太閤こと田中角栄の一代記。
田中角栄が新潟の寒村で博労の子として生まれ、事業で
才覚を発揮し、位人臣を極め、金脈スキャンダルにまみれた
晩年までを事実に基づいて描いている言わばノンフィクションノベル。
人に優しい人情家の人間実像が浮かび上がってくる好著デス。
確かに金と女のスキャンダルにまみれてしまったが、人間的魅力は
あるようなあ〜。
File No.333
『昭 田中角栄と生きた女』佐藤あつ子(講談社 1600円)
オススメ度★★★☆☆
『異形の将軍』を読んだ後、どうしてもこの本が読みたくなって、
あちこち探してようやく入手した。
田中角栄を公私ともに支えた女性・越山会の女王・佐藤昭の実の娘が
書いた父・田中角栄と母・佐藤昭の実像。
あれ?田中角栄の娘ってあの田中真紀子サンじゃないの、と思うでしょ。
実は田中角栄には、このほかに息子たちもいる…。
詳しくは本を読んでみて下さい。
決して共感はできないけど、実の娘が事実を書いているだけに、リアルで
すごく興味深い。
2012.11.11:
ycci
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