ぶっくぶくの部屋

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ついに東北地方南部も「梅雨入り」。
当分は晴れ間をみながらの輪行かあ〜。
先日は桧原湖一周サイクリング大会に参戦。
3回目の参戦となる今回のオレの目標は、
「瞬間でもいいからトップに立ちたあ〜い」ということ。
千数百人の参加者のトップに立つということは、たとえ
瞬間であっても至難のわざ。
そこで一計。
スタート位置を絶好のポジションに。
スタートしてしばらくオレの前には十人ほどいたが、幸いなことに
ロードバイクはオレ一人。
そして、ほどなく、ついにオレはトップに立った。
先導車のすぐうしろ。
白バイに先導されて走るマラソンのトップランナーのような気分!?
でも、トーゼン至福の時は長く続くワケがなく…。
あとはただひたすら追い抜かれるだけ。
追い抜かれ続けるというのもあんまり気分が良くないなあ〜。
次回はもう少し考えなきゃ。

File No.311
『ファイナル・クラッシュ』石角完爾(朝日新聞出版 1600円)
オススメ度★★★★☆

昨年秋ごろから話題になっている本。
これは、この地球上で最も裕福な人たちの資産運用を託されている
ファンドマネージャーであるヒューゴ・ブーロー(本名トビー・バーチ)
が、2007年に著した『THE FINAL CRASH』というごく限られた人しか
入手できなかった本(というかリポート)を、著者が抄訳し、自身の
考えや解説を付加したものである。
この原作は、リーマン・ショックやアメリカ国債のデフォルト危機、
ユーロのクライシスもかなり的確に予言している。

原作者ヒューゴが言うファイナル・クラッシュとはー。
アメリカ国債の大量発行、民間の住宅ローンやクレジットカードの
大量使用、ヘッジファンドによるデリバティブなどの金融商品の
大量流通など、経済の実力以上の膨張を推進している「巨額の負債」が、
何かのきっかけで流動性を失い、次から次とデフォルトが起こり、
世界の債券市場と株式市場が崩壊する状態のことを言っている。
しかも、その日は近いと。
著者は解説で、フィナル・クラッシュを誘発するのは、日本国債の
暴落とデフォルトである可能性も大きいと指摘している。
アメリカ国債の発行額がほぼGDPと同じぐらいであるのに対し、
日本国債の発行額はGDPの2倍以上にものぼっている。
しかし、日本国債はその多くが国内で買い支えられているのに対し、
アメリカ国債は中国を筆頭に全世界にバラまかれている。
これがデフォルトを起こしたら…、やっぱ経済の崩壊につながるん
だろうと、少々背筋が寒くなる。

ヒューゴや著者は、負債で膨張した世界経済がクラッシュした後は、
大きなパラダイム転換が起こるだろうとも言っている。
つまり、これまでアメリカが主導し、日本などが追随してきた
消費型経済モデルから「身の丈にあった経済」に変わっていくだろうと。

お金やモノがあることだけが幸せではない、ということは、
先ごろ国王が来日して話題になったブータンをみてもよくわかる。
それよりも、われわれ日本人の旧き良き時代のことをみても
わかることである。
確かにお金は貧者を苦しめ、富者を奢らせてきたかも知れないが、
民衆一人ひとりの心の幸せは、もっと精神的なものの中にあったのでは
ないだろうか…。
今こそ「足るを知る」ことが必要なのかも知れない。


2012.06.10:ycci:count(1,227):[メモ/コンテンツ]
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