ぶっくぶくの部屋

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首筋から肩が重苦しくて、あちこちのマッサージ屋さん
に行っている。どこそこがいいと聞けばすぐに。
今までに4、5軒行ってみたが、その時は気持ちいい
ものの、なかなか根治とはいかない。やはり単発で
治るものでもないらしい。
先日はカイロプラクティックなるものを初体験した。
身体のいろいろなツボをかなり強めに刺激アプローチ
するもので、これがナカナカ良かった。
施術してくれた方は大汗で奮闘。
施術後、オレが
「こってるでしょう?」と聞いたら、
「もうこってる以前の問題。筋肉が硬直化してますねえ」だって。
うむ〜、こりゃ気長に通ってみるしかないかなあ〜。

File No.307
『ふしぎなキリスト教』橋爪大三郎×大澤真幸(講談社現代新書 840円)
オススメ度★★★★☆

この本、新書大賞2012で第1位に選ばれたこともあってか、
全国でかなり売れているらしい。
これはオレもちょいと読んでみなきゃ、と思い、さっそく買ってきた。
読んでみたら、これはナルホド売れるわけだわ。
訊くに訊けない、誰に訊いたらいいかわからないようなキリスト教に
関する根源的・基本的な問いと答えを、二人の社会学者の対談という形で、
構成している。
それも、読者の知的興奮を呼び起こすような内容で。
例えば、「アーメン」ってどういう意味なのか?
「その通り、異議なし」という意味で、人の言うことを確認し、
合意することで、いわば反復するような言葉なんだそうだ。
キリスト教はご存じの通り一神教。
では、なぜ一神教は偶像崇拝をいけないこととしているのか?
それは、偶像を作るのが人間だからなのだそうだ。
つまり、人間が自分自身をあがめることになってしまう。
そしてさらに、キリスト教最大の疑問、イエス・キリストは
何者なのか?
預言者の範疇になるかもしれないが、ただの預言者ではない。
メシア(救世主)であり、神の子でもあるという存在。
キリスト教がユダヤ教と違うところは、イエス・キリストの
存在ということに尽きるとも言われている。
そのほかにも、十二使徒のユダは本当に裏切り者だったのか、とか、
アダム・スミスが市場経済を「神の視えざる手」といった革命的
卓見の話だとか、実に興趣尽きない話が展開されている。
最後に、戦後日本の「日本国憲法」「民主主義」「市場経済」
「科学技術」「文化芸術」いずれも、その根源的バックボーンに
キリスト教がある、ということを寓話的に示唆しているのも
読後の大きな余韻となっている。
ハマると眠れなくなるほど面白いかもよ。


2012.04.01:ycci:count(1,132):[メモ/コンテンツ]
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