ぶっくぶくの部屋

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なんだこの小学校みたいなタイトルは?と思われる
だろうが、最近いやに気になって…。
それは街の自転車乗りのルール無視。
傘差し、携帯の「ながら自転車」、堂々たる右側通行、
後ろを確認もしない道路横断、メット&グローブなしの
ロードバイク等々目に余る、というか危なすぎる。
例えば、右側を平然と20km/h以上も飛ばしている高校生を
良く見かけるが、その危険性がわからないのだろうか!?
小路から車が出てくる場合、運転手の第一注意は歩行者と、左側通行の
車&自転車に対して働く。
右側通行してくる自転車などあまり想定していない。
であるから、そこで「悲劇」が起きてしまう危険性が高い、という
ことになる。
一番悲しい思い、痛い思いをするのは自分自身なのだから、
当たり前のことだけど、ルールは遵守することだ。
こんなことを言うオレだって、ルールはキチッと守って自転車に
乗っているが、いつどこで危険な目に遭うかわかったもんじゃない。
市街地に快適な自転車専用道でも出来ないもんかねえ〜。
何せここ米沢は、昔から名にし負う「銀輪都市」なのだから。

File No.268
『宇宙は本当にひとつなのか』村山 斉(講談社BLUEBACKS 820円)
オススメ度★★★☆☆

最近巷で話題になってる本なので買ってみた。
著名な宇宙物理学者である松井孝典の著作をいろいろ読んでいた時も
あったせいか、宇宙論にはすごく興味があって…。
読んでみて、はたまたびっくらこいた。
宇宙全体で、星や銀河などいわゆる原子で出来ている物質はわずか5%
にも満たなくて、残りは約23%の暗黒物質と、約73%の暗黒エネルギー
から構成されているのだそうだ。
とは言っても、この暗黒物質と暗黒エネルギーの正体の何たるかが
わかっていない。現代科学に残された最大のナゾでもある。
でも、現代の科学者たちは、一歩一歩そのナゾの正体に近づきつつ
あるようだ。
暗黒物質の現在の第一候補は「弱虫くん」(WINP)。
「ほとんど反応しない重い素粒子」の英名頭文字の略。

もうひとつ。
よく言われていることだけど、宇宙は今でも膨張し続けているということ。
しかも、最近になって、その膨張スピードが加速しているらしいことが
わかってきた。
もしこのまま膨張スピードがあがっていくと、宇宙はどうなってしまうのか?
「最終的には宇宙は引き裂かれてしまいます」

さらにびっくらこいたのは、この本のタイトルにもなっている「多元宇宙」
のこと。
つまり、宇宙はひとつだけでなく、いくつもの宇宙が存在するのではないか
と主張する科学者が出てきている。
「多次元」の世界と言い、この多元宇宙と言い、ちょっと想像の域を
越えてしまう。
これらを、理論で証明しようとする物理学者や、高度な方程式で解明
しようとする数学者の頭の構造も、凡人のオレには想像の外だ。

最後の方で言及している「人間原理」は、何かとてつもない深淵を
のぞき見るような感じになる。
宇宙の物理法則は、人間が出現するための条件がそろいすぎている、
つまり「うまくできすぎている」というのだ。
暗黒物質があるお陰で星や銀河が生まれ、量子力学の法則があるお陰で
原子が潰れず人間が存在できる。空間が三次元であるお陰で太陽系が
存在し、DNAの二重らせん構造が存在する。
ここまでくると、科学の領域なのか、哲学の世界なのか、はたまた
天の配剤、いわゆる神の世界なのかよくわからなくなるなあ〜。

それにしても、この間のiPS細胞と言い、今回の多元宇宙論と言い、
とてつもない知力がそのナゾに挑みかかっている一端を知るとともに、
ミクロの世界も、マクロの世界も、まだまだわからないことだらけだなあ、
とつくづく思ってしまう。


2011.10.20:ycci:count(656):[メモ/コンテンツ]
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