ぶっくぶくの部屋

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この連休の走行距離目標は100km。
初日はあっちこっち寄り道してしまったものの約35km。
目標の3分の1だからまずまず。
2日目は用事があった上に、渋滞イライラでフテ寝して
しまい記録ゼロ。
これが痛かった。
最終日もいろいろと用事はあったものの、朝靄けぶる中を
早目のスタート。
15kmほど走ったところで1回目の休憩で一服。
したっけ、昔の級友にバッタリ。
オレとしたことが、自転車のウンチクなんぞをヘラヘラ
しゃべっちまった。
するとかの級友氏いわく
「でもオマエ、ずいぶん熱心なわりには身体に効果出て
ないなあ〜」
とぬかしやがった!
グサリとハートを射抜かれたオレは、少々気落ちしながらも
さらに走ったんだけど、何だかモチベーション下がっちまって、
プラス20kmですごすご帰還。
3日間(いや正確には2日間)の合計は約70km。
目標にゼンゼン及ばなかった。
行く秋や 鳥啼き 魚の目に涙
芭蕉の句が身に滲みる
(追加注:正しくは「行く春や 鳥啼き 魚の目に泪」)

File No.266
『体脂肪計タニタの社員食堂』(大和書房 1143円)
オススメ度★☆☆☆☆

この本、どこの書店やネット販売でもベストセラーになっている。
続編も合わせると300万部を超えると言うから、慢性的な
出版不況のなかではスゴイ売れ行きだ。
とは言っても、買うつもりはサラサラなかった。
ある本を買うためにネットで注文していたら、もう1000円以上
買うと割引になるシステムがあって…、ままよって感じで
クリックしちまった。
であるからして、本が届いてもほっぽリぱなし。
そのうちオレの部屋からなくなったのにも気付かなかった。
そう、またまた家人が勝手に持って行ったのよ。
そのうち、今までには考えられないようなメニューが食卓に
並び始めた。コレナンデスカ?と目で質問するのだが、
「これからはヘルシーメニューでいきますから」とすまし顔。
それから数日後の深夜、本をとっかばえして隠した。
結構きつく追及されたものの、犯人は口を割らず。
(もともとオレが買ったもんじゃん)と心の中で毒づいて…。
かくして、我が家の食卓に平和が戻ってきた、ようだ。

というわけで、この本はなかなか面白そうだが、オレ的には
★ひとつ。
塩分控えめ、油分控えめ、炭水化物控えめ、野菜多く、
総カロリー抑制云々…、ああ〜、もう聞き飽きた。
お医者さんにも、保健師さんにも、周りのいろんな人にも、
いつもいつも言われていること。
それに、この本のメニューをみると、肉といえば豚肉少々で、
あとは鶏肉ばかり。まるでチキンチキンのチキン行列みたいじゃ
ないか。
オレあんまり鶏肉好きじゃないのよねえ。
食べられないワケじゃないけど、進んで食べようとは思わない。

かく言うオレだって、以前は味噌汁を3日に1回にしたり、
ラーメンのスープは3口までにしたり、天ぷらの衣をはずしたり、
塩分や油分の摂取に気を付けていた。
しかし、あることがキッカケで、そのタガがすべて外れてしまった。
それは、ある人と朝めしを食べてた時、
「塩ジャケは口が曲がるほどしょっぱくなくちゃなあ。減塩した
シャケ食べてもさっぱりウマくない。天ぷらの衣はずしたり、
トンカツの衣はずしたりする奴なんかサイテー。自分が美味しい
と思うものを楽しく食べることがハッピーなんだ」
そのとおり!と思ったオレはその日から呪縛を自ら解き放った。
爾来、二人ともメタボに拍車。その人は糖尿に悩まされ、
オレは○○と○○に悩まされ…。当然と言えばトーゼンの帰結。

誤解のないように言っておくが、この本は確かに面白い。
視点もいいし、写真や編集のセンスも良く、ベストセラーになる
のも良くわかる。
でもねえ、
「美味しく食べていたら知らないうちにやせた、そんな楽しい
減量メニューを目指しています」というタニタ食堂担当にして
栄養士の荻野菜々子さんの言葉が素直に耳に入ってこないんだよなあ。
それは、オレがそんぴんのきかず坊主だからだね、きっと。
この本、台所にそっと返しておこうっと。

2011.10.10:ycci:count(603):[メモ/コンテンツ]
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