ぶっくぶくの部屋

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すっごく楽しみにしていたことがあって。
数週間前にツバメがオレの部屋の窓の上でピーピーやってて、
これは巣作りか!と思い、そっと見守り続けていた。
家人も老母も何回か目撃しているというではないか。
これは春から縁起がいいかも…。
実は、今の家を建てて初めての春に、我が家の軒にツバメが
巣くった。
よくぞ我が家に来てくれた、と家人とともに無邪気に喜んだものだ。
しかし…
生まれたばかりのヒナが落下して死んじまったのよ。
可哀そうで、哀しいのなんのって、親鳥と一緒に泣きたい気分だった。
しかし、しかし…
その年に我が家に大きな吉事がもたらされた。
きっとツバメが運んできてくれたんだ。
で、今回はその時以来ちょうど20年ぶりの巣作りの気配。
しかし、しかし、しかし…
今朝、家人に
「ツバメどうなった?」って聞いたら、
「お隣サンの車庫の中に巣くったみたい」
が〜ん!ショック。
今年もダメだったかあああ〜
来年はきっと我が家に来てね、台でも作って待ってるからねえ〜
オレ、生き物飼わせてもらえないから、ツバメさんだけを楽しみに
してんだから。スズメさんでもいいよ。
カラスさんはダメ!山に行って寝なさい!

File No.235
『アフリカ 資本主義最後のフロンティア』
「NHKスペシャル」取材班(新潮新書 740円)
オススメ度★★★☆☆

以前、別な本でアフリカの現況レポートのようなものを読んだ
ことがある。
そこには、政治・行政の腐敗・未熟さ、貧困、犯罪の多発など
アフリカがかかえる問題の多様さ、奥深さがレポートされており、
考えさせられるものがあった。
今回のこの本は、昨年放映された「NHKスペシャル」の取材
チームスタッフが、主に東アフリカの国々を中心に数カ月に
わたる取材をもとにまとめたもの。
ネガティヴなことばかりでなく、副題にもあるように、大いなる
フロンティアを秘めた「アフリカン・ドリーム」も描かれていて
たいへん明るい気持ちで読めた。

アフリカの原住民のひとつとして有名になったマサイ族に携帯
電話が爆発的に普及し、その生活を一変させているらしい。
あのマサイ族が携帯電話!?
中国の大手携帯電話会社ZTEがエチオピア政府と独占契約を
結び、2010年にエチオピア全土の90%をカバーしたという
話も凄まじい。
弱冠40歳の副社長の陣頭指揮で燎原の火のごとく国土を席巻
する様は、中国のパワーをまざまざと見せつけられる思いだ。
ノキアでさえ失敗したことを、なぜZTEが出来たのか?
それは、企業力もあるだろうが、何と言っても、中国ならではの
豊富な人材と国家の手厚い支援ということに尽きるだろう。
タンザニアの「金」とボツワナの「ダイヤモンド」も凄いなあ。
ボツワナの首都ハボロネには、世界最大のダイヤモンド販売
センターがあって、世界中から買い付け商人が集まり、多くの
雇用を生み、起業化精神を育み、後進国から中進国へと押し上げて
いる原動力となっている。

「明」の部分が多く紹介されてはいるが、「暗」に触れていない
わけではない。
血で血を洗うような民族間抗争や、為政者の失政によるとてつもない
インフレに喘ぐ国民、働く場所を求めて移動する大量移民たち、
その移民から略奪したり、迫害したりする国民たち、などなど、
まだまだ「野性」や「未成熟」から脱し切れていないところも
多く見受けられる。
でも、そういう負の部分を残しながらも、アフリカはやっぱり
地球最後のフロンティアなんだなあ、とつくづく思った。


2011.05.27:ycci:count(698):[メモ/コンテンツ]
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