ぶっくぶくの部屋
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「輪春」近し!?
今日、街で自転車乗ってる人を見つけた。
もちろん米沢で。
冬でもがんばって自転車乗ってるオジさん・オバさんって
米沢には結構いらっしゃるんだけど、今日の人は明らかに
スポーツMTB系の自転車に乗っていた準本格派。
今日は暖かかったし、大通りの路面は乾いていたし、
きっと待ち切れずに乗り出してきたんだろうナァ。
オレもちょっと「ムズ」(ムズムズまではいかない)と
したけど、もう2カ月以上もブランクがあると、
大丈夫かなって不安がよぎって…。
冬の間のトレーニングもしてないし…。
もう少ししたら、車に自転車積んで、どこか暖かいところで
走ってみようかなあ〜。
File No.213
『銅像めぐり旅』清水義範(祥伝社 1500円)
オススメ度★★★☆☆
久々に図書館に行ってみた。
新刊本(新規購入本)のコーナーを見ると「県出身・在住作家
一覧」なるものが掲出されてあった。
前からあったのかも知れないが、ほう、なかなかやるじゃん。
その調子で、鈴木由紀子サンの近著も10冊ぐらいズラっと
並べてもらえると、ますます図書館が好きになるんだけどなあ。
そのあとはどうすんだって?
そりゃあ、保存用に2〜3冊残して、あとは希望する市民の方に
抽選で進呈すべきよ。
希望者がいなかったら?
皆無ということはない。
まず、オレも手を挙げる。
あれ、買って読んだんじゃないのって?
実は、昨晩の宴会で酔った調子で、山形からいらっしゃった客人に
あげちゃったのよ。まあ、後悔はしてないけど、オレとしても
一冊は所有しておきたいかなあ〜って…。
で、表題の本は、図書館に行ったときに借りたもの。
今春、米沢にもうひとつ象徴的な銅像が建立されることになったので、
銅像に関する本でもよんでおこうかなあ、ぐらいの動機。
写真があって、小難しいウンチクがあって、みたいな本をイメージ
してたんだけど、この本はまるで違う。
確かに、多少のウンチクはあるんだけど、「銅像をめぐる旅」そのものと
その街の全体像というか風土・雰囲気みたいなものをつづった
紀行文になっていて面白い。
寝っころばって、センベイでもかじりながら読むようなカジュアルさだ。
この著者は、銅像を題材にして旅をし、その街全体を自分なりにつかんで
いこうとしているので、とても共感を覚える。
そういう旅のスタイルがオレも好きだ。
だから、「食」のことも随所に出てくる。
「内陸部の郷土料理にあまりウマイものはない」などと言い切って
しまうところにはア然とさせられるが、まあ許容範囲。
著者なりの、街が元気かどうかを見定める尺度は、若者がはしゃいだり、
バカやったり、たむろしていたりする姿があちこちに見れるかどうか
だそうだ。
その点、米沢はどうなんだろう…。
「旅はじめ」の「伊達政宗」の章でいきなりわが米沢も登場するが、
あんまり突っ込んだ記述がなくて、少しザンネン。
今度銅像ができたら、ぜひ来て、エッセイを書いてもらいたいもんだ。
街をどんな風に書かれるか、少し不安ではあるけれど。
この本で紹介されている銅像・街の中でオレが最も感銘を受けたのは
ヘボンさんだ。
そう、あのヘボン式ローマ字を作った人。
この人の足跡がひととおり紹介されているが、それを読んだだけでも
銅像を作って永く顕彰するに値する人だと感動した。
この人が来てなければ、日本の近代化はもう少し遅れていたのでは
ないかと思ってしまう。
今度、ヘボンさんの伝記でも探して読んでみよっと。
蛇足ながら…
オレにとっての銅像ベスト3をあげるとすれば、
(わが米沢にあるものは身贔屓になってしまうので除くと)
高知桂浜の坂本竜馬像
札幌羊が丘のクラーク像
函館の高田屋嘉兵衛像
ということになるかなって、つれづれに考えたりして…。
まだ見てないものの方が圧倒的に多いんだけど、今のところは
ということで。
2011.02.06:
ycci
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