ぶっくぶくの部屋
ぶっくぶくの部屋
ログイン
マイブーム返上!?
数年前から「果実酒」に少し興味を持ち始めて…。
昨年は、梅・ナツメ・花梨・杏などを仕込んで
一人悦に入ってたりして。
仕込んだはいいけど、ほとんど飲んでない。
というか、その存在さえ忘れてしまっている自分に
今更ながら気がつく始末。
気がつかせてくれたのは、今週某日某飲み屋にて
お隣の方と雑談に興じていた時のこと。
話が果実酒や茸酒に及んだらガゼン盛り上がって、
お隣の方、ナント、奥さんに○○酒と○○酒を自宅から
持ってこさせる挙にでた。
ゆうに2リットル以上はある容器がデーンとカウンター
に置かれ、その迫力に思わず「参りました!」。
熱燗で相当いい気分になってたところへ、飲み口の良い
○○酒ときたもんだから、帰宅した頃には酩酊一歩前。
酔眼をこすると、チマチマしたオレの不肖の「作品」たちが
ホコリの中からうらめしげにニラんでいる。
「オマエに果実酒を楽しむ心のゆとりなんかあるのか?」と
言わんばかりに。
ひえぇ~。
こりゃあ、マイブーム返上だわ。
File No.189
『歴史街道 2010年12月号』(PHP研究所 630円)
オススメ度★★☆☆☆
この月刊誌、興味ある特集が組んであったりするとたまに買う。
今号の第1特集は「龍馬暗殺」。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」もいよいよクライマックスへ。
ここ数回、茶の間のスミに身を縮め、息を潜めながら見させて
いただいているが、周りが「武力討幕」へと流れる中、
孤立し、命を狙われる立場に追い込まれる龍馬の姿が
よく描き出されている、と思った。
龍馬が京都の近江屋(醤油商)で凶刃にたおれたのは、今から
143年前、1867年11月15日(旧暦)のこと。
奇しくも、この日は龍馬の33歳の誕生日。
旧暦と新暦の違いはあるが、来週月曜日が龍馬の命日(=誕生日)
ということになる。
暗殺者は京都見廻組説が最も有力とされているが、確たる
裏付けがないままに、幕末最大級のナゾのまま今に至っている。
この本では、歴史作家や研究家などが、巷間伝えられている
諸説の真偽や背景などを検証・推理しながら、真犯人解明への
アプローチを試みている。
諸説の中には中岡慎太郎説というのもあって、ちょっと
おどろいた。
中岡慎太郎はご存知のとおり、龍馬とともに惨殺された一人。
確かに、中岡は強硬な武力討幕派で、非暴力の公議政体派の
龍馬とは対立もあったようだ。
でも、執筆者の一人も書いているように、龍馬と中岡が
互いに斬り合って、(時間差はあれど)双方が死んだなんて、
ちょっとムリがあるような気がする。
菊屋の息子・峰吉も相当クサい。
峰吉がたまたま夕食用の軍鶏(シャモ)を買いに出た20~
30分の間に凶行が起きたのだから、余りにもタイミング
が良すぎるというもの。
何よりも心を薄ら寒くさせるのは、黒幕説。
武力討幕を推し進める薩摩藩にとって龍馬の存在が邪魔に
なったとか、後藤象二郎(土佐藩参政)が手柄を独り占めに
したくなったとか、という説もまことしやかに思えて
きてしまう。
いずれにしても、時間がたちすぎてしまった。
ナゾがナゾを呼んで、闇は深まるばかり。
何だか、闇を深めてしまうのは、後世の人(オレたちも含めて)
の心でもあるように思うのだが…。
蛇足ながら…。
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』では、最後の暗殺シーンを余り
詳述していない。
著者自身も書いているように、幕末という激動の時代に、
まるで天が遣わしたかのような稀代の男が、卑劣な凶刃に
たおれてしまったことへの激しい憤りと、心からの無念さに
うち震えるような思いだったらしい。
書いているペン先が怒りで震えているような感覚が、文章を
通じて読み手に伝わってくるようだった。
2010.11.13:
ycci
:count(1,467):[
メモ
/
コンテンツ
]
copyright
ycci
powered by
samidare
▼コメントはこちら
名前
件名
本文
URL
画像
編集/削除用パスワード
※半角英数字4文字で自由に入力下さい。
手動入力確認イメージ
※イメージ内の文字を小文字の半角英字で入力して下さい。
※ 投稿後、すぐに反映されます。
コンテンツ
ケータイサイト
プロフィール
問い合わせ
ALL
メモ
メール
アンケート
カレンダー
ブックマーク
マップ
キーワード
スペシャル
プロジェクト
ログイン
2009/01/06~ 39,855PV
All Rights Reserved by ycci
powered by
samidare
ケータイサイト
問い合わせ
プロフィール
Powered by
Communications noteβ