ぶっくぶくの部屋

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やっぱ、一日一日の地道な積み重ねが大事、と
つくづく感じさせられた。
炎暑・雨天・仕事・ヤボ用などにかこつけて、
しばらく自転車を控えていた、というかサボッてた。
意を決して、今早朝、およそ3週間ぶりの本格的輪行へ。
最初はなんだかペダルが軽く感じられて快調…!?
でも、10kmを過ぎたあたりから、スピードが上がらない。
必死こいて15kmの中間地点へ。
自転車を降りたら、滝のような汗が止まらない。
まるで、お盆中のアルコールが全部出てしまうような汗・汗・汗…。
こりゃたまらん、と早々に帰宅して、温い風呂に浸かったら、
猛烈なダルさと眠気で…mmmm。
ふ〜む、人間は日頃の鍛錬が大事なんだにゃ、むにゃ、むにゃ…。

File No.163
『八朔の雪 みをつくし料理帖』高田 郁(時代小説文庫 552円)
オススメ度★★★☆☆

少し前に、「最高に面白い本大賞」の『永遠の0』を読んだら、
本当に最高に面白かったので、この賞の「文庫・時代部門」第1位
の同書を探して購入した。
そしたら、他の2つの賞とあわせてトリプル受賞の本だった。
これは面白そう、と意気込んで読み始めたが、この本は、
最初からガツンとくるようなストーリーではなく、ジワジワとくる
タイプのようだ。

内容を一言で言うと、いわゆる「江戸人情話」。
上方の水害で両親を失った主人公の「澪」(みお)は、元奉公先の
ご寮(女将)さんと江戸に出て、失踪した若旦那を探す。
江戸人情の中で展開する「つる家」での料理修行と、少しずつ
解き明かされる真実…。
そして、各章も、「ぴりから鰹田麩」「ひんやり心太」「とろとろ
茶碗蒸し」「ほっこり酒粕汁」と、その時々に澪が取り組んだ料理を
章題にしている。
(筆者注:ちなみに、「心太」と書いて「ところてん」と読む、そうだ)
各章とも「泣かせどころ」があり、浅田次郎ばりのストーリーテラー
の手腕を感じさせる。
さすがトリプル受賞作品だ。
とくに、女性読者の圧倒的支持があったものと思われる作風だ。

が、超シブ好みのオレとしては、食べ物の描写では池波正太郎が
ピカ一だという勝手な先入観があって…。
創る描写は舌を巻くほどだが、食べた時のリアクションがいつも
同じで…。
とかなんとか、あれやこれやと言ってるわりには、シリーズ第2弾
第3弾もちゃっかり買ってたりして。
ちょっと展開が気になるので、早々に読んで、近くアップする予定。
乞うご期待!
(別に乞われてないかもしらんが…)
2010.08.16:ycci:count(892):[メモ/コンテンツ]
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