ぶっくぶくの部屋

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先々週、突然死したオレのPC、ついに復活はなかった。
しかし、昨日、大きくパワーアップして生まれ変わった。
スピードもサウンドも画像もキータッチもとっても快適。
ありがとねT君。
でもよ、PCも車もどういうメカニズムで動いてんだか
良くわからんのだよオレ。
要は「快適に動けばいい」っていう典型的メカ・オンチの
タイプ。
なんか、オレの生活の土台ってちょっと危ういカンジ…。

File No.150
『サクリファイス』近藤史恵(新潮文庫 438円)
オススメ度★★★★☆

いやあ〜、面白くてイッキに読んだ。
先週末に東京に行った帰りの新幹線で読み出したら
止まらなくなり、危うく米沢を乗り過ごすところだった。
はじめ、後ろのガキがウルサくて気に障ったが、
そのうちオレの隣に来て指で腹を突かれるまで気がつかなかった。
周囲の雑音にナーバスなオレとしては珍しい。
その子にニッと愛想笑いしてやると、恐れをなして逃げてった。
ったくもう、子供にもモテない。
それはともかく、この本は、プロのロードレーサーの物語で、
大藪春彦賞も受賞したサスペンスである。
さらに、本屋大賞の第2位にもなっている。
オレ自身がロードバイクに乗り始めたからなお面白く感じる
のかも知れないが、自転車のことをほとんど知らない人でも
ゼンゼンだいじょうぶ。
ストーリーはさながらロードレースのようにスピーディーに展開
する。ごちゃごちゃ贅肉のようなストーリーはあまりない。
思わせぶりなところもなくて、すごくいい。
ロードレースは1チーム数人で構成され、たった1人のエースを
勝たせるために、他のメンバーは持てる力をありったけ出して
サポートにまわる。
その分、チーム内での心理的葛藤も多いが、強いチームほど
結束力も強い。
主人公の白石誓は、ある国内チームのサポートをしていたが
やがて…。そのチームのエースである石尾には劇的で感動的な
結末が…。
「えっ〜、そういうことだったのか!」というエンディングは
秀逸だったなあ。
書けないのが少々ツラい。

ストーリー以外でもいろいろ興味深いことが多かった。
登坂はプロでもツラい(当然だけど)ということ。
ガッシリした体型の人はなおさら。
つまり、デブにとって登坂ほどツラいものはない、という
ことかな(うぷっ)。
そして、こんな記述も。
「心肺機能がなにより大切な自転車選手で、煙草を吸う人間は
いない」
うげっ〜!耳が痛すぎるっ。
うむ〜、減量して禁煙しなければ、オレの自転車生活の未来は
暗いかもなあ…。

2010.06.20:ycci:count(864):[メモ/コンテンツ]
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