ぶっくぶくの部屋
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妙ななつかしさ
先日何気にテレビを観ていたら、八嶋智人主演映画の
宣伝をやっていた。
と、ロケ地の映像が出たら目が釘付けに!
なんと、函館ではないか。
それもあの十字街。
実は、今年の初夏に、弾丸トラベラーのような超強行
スケジュールで函館に行ったんだ。
目的は、十字街の「来々軒」の塩ラーメンと「五島軒」の
オニオンスープ、そして「函太郎」の寿司。
食べ物ばっかで函館まで何万円もかけて、しかも現地0泊で
行くか、ふつう。
File No.89
『つむじ風食堂の夜』吉田篤弘(ちくま文庫 580円)
オススメ度★★☆☆☆
その映画の原作がこの本。
主人公の雨降りを研究している「先生」をはじめ、個性的な
面々が十字路にある「つむじ風食堂」に夜な夜な集い、
平凡だけど、妙になつかしいセピア色の情景のような
物語をたんたんと紡ぐ。
大人になっても捨てきれぬ少年の頃の父への想いと、それに
ふんぎりをつけて未来へ歩もうとする淡々とした意思のようにも
思える。
映画のメイキングフィルムを少しばかり見てしまったせいで、
函館の夜の十字街の情景と、八嶋のキャラが常にイメージから
拭えなかった。
でも、この小説の雰囲気にはピッタリ合っているような気がする。
映画もぜひ観てみたいもんだ。
もうひとつ去来したのは、宮沢賢治の世界とどこか共通したような
雰囲気をもっていること。
宮沢賢治を最後に読んだのは、もう何十年も前のことになるので、
細部は忘れてしまったが、物語が醸す雰囲気は確かに似てる。
なんとこの本は、隠れたロングセラーになっているらしい。
1〜2時間でも読めるので、飲み会のない夜のひと時には
もってこいかもよ。
(後日追記)
そう言えば、この映画の「つむじ風食堂」は、たぶん、「来々軒」
ではないだろうか。
初夏に函館行った時初めて入ったんだけど、何とも言えんレトロ。
一瞬、昭和30〜40年代ぐらいのスナック?ってカンジ。
これで絶品の塩ラーメンが出てくるんだから、またぜひ行かねば
なるまいなあ。
自分勝手なことを言うと、これで客が少なければ言うことなし
なんだがなあ。
2009.11.17:
ycci
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