ぶっくぶくの部屋

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この連休もクルマ多いねえ。
これじゃあ、なんぼ駐車場あっても足りないし、
第一、道路自体がオーバーフロー状態だわ。
そろそろ「減クルマ」のことマジで考えていかないと。

File No.78
『ぺダリスト宣言! 40歳からの自転車快楽主義』
斎藤 純(NHK出版生活人新書 700円)
オススメ度★★★☆☆

なんでタイトルに「?」をつけたか。
それは、この本も自転車乗りの楽しさを満載した内容だと
思ったから(本屋さんになかったので取り寄せたほど)。
確かに出だしや前半はそうだった。
しかし、中半から後半にかけては「むむむ…」って感じ。
話は、自転車の歴史から、芸術との関係、そして著者が住む
盛岡のまちづくり、さらには環境問題へと飛躍していく。
今までに読んだ「自転車本」とは、かなり趣きを異にする
内容だ。
でも、自転車を通じて自分のライフスタイルや社会参加の
あり方を見直していく」という本書のテーマは胸に響く
ものがあった。
著者が取り組んだ「盛岡自転車会議」。
環境への負荷を減らして、もっと街を楽しむスローシティへの
取り組みは、まさにナルホド。
街に歩行者を劇的に増やすのは、今の状況ではかなり難しい
ことかもしれないが、自転車での来街者を徐々に増やしていく
ことは、ひとつのテかも知れない。
著者が紹介している考え方は、LRT(ライト・レール・
トランジット)。要するに、中心市街地にクルマを入れず、
公共交通機関と自転車・歩行者だけにして、「街を楽しむ」
という思想。
フランスではストラスブール、日本では富山市が、それぞれ
LRTで成功している街とのこと。
確かにクルマは快適で便利で、長距離ドライブの流れる風景は
何とも言えない。しかし、ゆっくり街を楽しむのは不向き
である。
しかも、クルマは自転車の224倍のエネルギーを使って走って
いるそうだ。
でも、オレはクルマ否定派にはならない。
雨の日、雪の日は便利だし、クルマにもそれ相応の文化がある。
クルマと自転車をうまく使い分けて、少しばかり「ロハス」な
ライフスタイルに徐々に変えて行こうと、ささやかに考えて
いるだけ。
最後の方で、著者はいいこと言ってる。
「自転車はクルマやオートバイと違って、自分の能力以上の
ものは与えてくれない。…それなりのトレーニングを積んで
いなければ、100万円のロードバイクに乗っていようと、
高校生の乗るママチャリに坂道で簡単に追い抜かれてしまう。
…自転車に乗ることは、…自分がいかにちっぽけな存在で
あるかを思い知らされる。それは別の言い方をすると、
たとえちっぽけであろうと、僕は僕自身でしかないという
自覚を与える」
う〜ん、120%の共感。
数ヶ月前、18歳の甥のママチャリに抜かされて大いに憤慨。
地道にトレーニングを積んだお陰で、今はそんなことは
ない!へ〜んだ!
でも30kmものサイクリングをママチャリで息も切らせず
平然とついてくるのはナゼなの?
2009.09.22:ycci:count(907):[メモ/コンテンツ]
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