ぶっくぶくの部屋

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今日は数か月ぶりの定期検査日で、ちょっと期待してた。
もしかして、コレステロールや中性脂肪が劇的に下がってんじゃあ
ないかって。
…結果は無惨。
逆に少し上がってたりして…。
嗚呼、「ローマは一日にして成らず」。

File No.68
『一勝九敗』柳井 正(新潮文庫 438円)
オススメ度★★☆☆☆

成功した経営者の述懐本なんて自慢話が多くてあまり読みたくない、
って前に書いたような気がするけど…。
これは、はっきり言って題名に釣られてしまった。
読んでみると、まさに「金科玉条」のオンパレード。
一地方都市の紳士服店を世界のUNIQLOにしただけあって、
書いてることの殆どが徹底的なイノベーションの嵐という
すさまじさ。
なかには面白いエピソードもあったりして。
たとえば、UNIQLOという店名。
最初はUNICLOだったんだそうで、それを登記する人がCとQを間違えて
しまって…。
まあ、この方が格好いいから店名を全部変えたとか。
ナルホド!と思わせることは随所に出てくる。
ひとつはボタンダウン。
かく言うオレも、ボタンダウンって若い頃しか着れないものだと、
つい最近まで思っていた。
ところが今や…。
もうひとつは、UNIQLO大躍進の原動力になったフリースの
空前絶後とも言うべきメガヒット。
なんと、2000年秋冬に2600万枚も売ったんだって!
このフリースだって、もともとは一般的な衣料ではなく、ごく
一部の人が着てたもの。
「新市場・新分野に新技術・新方法で取り組む」か、
「すでに古い産業と称される分野に新しいやり方・仕組みで取り組む」
ことで、消費者やユーザーに受け入れられること、という
同社の真骨頂だろう。
イギリス進出の失敗経験も興味深い。
さて、この本が出されたのは平成15年。
この時点の売上高は前期比18.4%減の3416億円、経常利益は
同46.9%減の547億円と、業績を大幅に落としている。
社長も柳井から玉塚に代わった。
そして、それから3年後、玉塚が社長解任され、柳井が社長に復帰。
平成20年8月期の連結売上は5864億円、連結営業利益は874
億円と、一時の低迷期を少し脱して、柳井が言う「2010年に
連結売上1兆円」に少しばかり近づいた。
このファーストリテイリングという会社、今後も目が離せない。

それはそうと、はずかしながらオレ、まだUNIQLO行ったことない。
そもそも衣料品店や食料品店に入るのが少しばっか苦手。
今度ちょっとのぞいてみようかなあ。


2009.08.18:ycci:count(766):[メモ/コンテンツ]
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