ぶっくぶくの部屋

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5月下旬と言えば総会戦線第一波。
私も多少ながらその余波を受けてまして、なかなか読めない、
更新できないもどかしさにモンモンとしておりマス。

File No.51
『僕は、慢性末期がん』尾関良二(文春新書 720円)
オススメ度★★☆☆☆

むむ、「慢性末期がん?」、そんな言葉あるんかいなって思って
手に取り、パラパラと見てみたら、この著者、何と山形市出身で
しかも私と同い年。
さっそく買って読んでみました。
いやあ、こんな闘病記は読んだことがありません。
本人の「がん」はたいへん厳しい状況なのに、あまり悲壮感が
なく、冷静に、時にはおどけたり、医療現場の問題点を指摘
したり、ちょっとホロッとさせたりします。
まず、この著者は、自分の「がん」を治すために、ありと
あらゆることにチャレンジしています。
まさに、「人事を尽くして天命を待つ」ってカンジ。
命がかかってますから、その行動は鬼気迫るものがあります。
それが、「余命半年」と宣告されながら、3年以上健在している
ヒミツなのかもしれません。
この著者は、常にユーモアに富んで、明るく書いていますが、
親とか家族のことを書いてるところは、ホロッとさせられます。
そして、最後には自らの死生観を語っていますが、私も全面的に
共感しました。
「あきらめない」そして、
「この試練が僕の人生の『縮図』となるような生き様を見せて
やろう」という気構えに、心からのエールを贈りたい気持ちです。
2009.05.27:ycci:count(736):[メモ/コンテンツ]
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