ぶっくぶくの部屋

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「必殺仕事人2009」観てますか?
東山クンのクールな演技カッコイイですねえ。
藤田まことサンの渋さも見事にアンカーマンの役割を
果たしていて、味わい深いものがあります。
主題歌「鏡花水月」もこれまたいいですねえ。
思わずTUTAYAからCD借りてきてしまいました。
ただ、「金9」という放送時間帯が、なかなか観れないのが
タマにキズでして…。

File No.47
『時代劇は死なず!-京都太秦の「職人」たち-』
春日太一(集英社新書 720円)
オススメ度★★☆☆☆

時代劇発祥の地京都を中心に、その勃興から変遷、そして現在までを、
企業・製作者・役者の側から追っていく筋になっていて、永遠の
時代劇ファンを自認する私にとっては、たいへん面白い内容でした。
ただ、ふだんはあまり知られていない制作サイドの人の名前が多く
出てくるので、一般の人にはちょっと違和感があるかも…。
勝新太郎の「座頭市」から、中村敦夫の「木枯らし紋次郎」、藤田
まことの「必殺仕事人」、そして「鬼平犯科帳」に至る変遷は
なかなか面白く、「そういうウラ事情があったのか」と目からウロコ
でした。
また、大映・東映・松竹・東宝などの制作各社の経営(制作)スタイル
や時代の移り変わりにともなう紆余曲折も、興味深いものが
ありました。
余談になりますが…、
私が時代劇に魅せられたキッカケは、ご他聞にもれず黒澤明です。
「七人の侍」のあのイキイキとした活劇!
三船敏郎がなんと若くエネルギッシュなことか。
数年前の正月にビデオを借りて久々に観ましたが、感動はサビついて
いませんでした。
続く「影武者」にも心奪われましたねえ。
あのド迫力の映像はセンセーショナルでした。
その後しばらくして、時代劇ファンの血をふたたびたぎらせてくれたのが
近年の「たそがれ清兵衛」。大道具・小道具のディテールとリアルな殺陣、
そして時代雰囲気の醸し方が絶妙。さすが山田洋次。
山田洋次と言えば「寅さん」も大好きで、もちろん全編観ましたし、
葛飾柴又にも幾度となく足をはこび…。
おっとっと、脱線しすぎました。
この本で、こんなに時代劇の思い入れがわいてくるのに、なぜ★ふたつ
なのか?
それは著者が若すぎて(30歳代前半)、リアルタイムで各時代の
時代劇を観ていないからです。(私の独断と偏見)
しかも彼は学究徒。つまり、ご自身の研究対象なんですね。
好きなことを仕事にしてるなんてズルイ。(わたしのやっかみ)

2009.05.10:ycci:count(1,047):[メモ/コンテンツ]
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