ぶっくぶくの部屋

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だいぶ以前に、某女史からこの本をお借りしてて(某女史も上司から
借りたものらしいですが)やっと今日読みました。
そしたら、傍らの家人がたまたま観ていたテレビに、この本で紹介
されている企業が出ていたのです。何と言う偶然!

File No.41
『日本でいちばん大切にしたい会社』坂本光司(あさ出版 1400円)
オススメ度★★★☆☆

真の企業経営とは何か、企業とは何のために存在するのか、について、
5つ(コラムをいれると14)の企業紹介を通じて語っていくのが、
この本の趣向です。
どれも、企業訪問の実績豊かな著者が、具体的に且つ平易に書いている
ので、たいへん読みやすくなっています。24万部売れているというの
もよくわかります。
とくに、最初に紹介されている日本理化学工業株式会社は、知的障害者が
全社員の7割を占めながら、業界(チョーク製造)でも全国三割のシェア
を誇る企業です。この会社がテレビで紹介されていたのです。
同社大山社長の慈愛に満ちたお顔を見たら、本で読んでいた時の想像と
たがわぬものでした。やっぱ、生き方が顔に出るってホントなんですね。
大山社長を見ていると、故・小倉昌男氏を彷彿とさせます。
小倉氏も、クロネコヤマトの宅急便で得た利益を福祉財団に投じ、自ら
障害者の自立支援に一身を捧げた経営者です。
深い慈愛の心をもって、世のため人のために一身を捧げ尽くす男の生き方
こそが、「かっこよさ」の極みなのでアリマス!
もうひとつ。
50年前に初めて知的障害者として採用されたおばあちゃんが出てきます。
自分に出来ることを健気に一所懸命やり、人の役に立つ幸せを全身で
感じる…。カメラの前にもかかわらず、この会社で得ることができた人生の
幸せに涙する姿をみたら、こっちまで…。
人を愛したい、人から褒められたい、人の役に立ちたい、人に必要とされたい
という気持ちは、健常者でも障害者でもかわりはないんです。
ひとつの例の紹介に終始してしまいましたが、他の紹介企業も感動エピソード
でいっぱいですよ。
とどのつまり、経営とは、従業員やお客様、企業を取り巻く地域社会に感動と
幸せを与えていくことであり、そのために、存在し続けることである、という
のが著者の熱きメッセージなのデス。
経営資源はひと・もの・かね、ではなく、一にひと・二にひと・三にひと、
とも著者は言ってます。
まったく同感!共感!
2009.04.26:ycci:count(845):[メモ/コンテンツ]
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