ぶっくぶくの部屋

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地元在住の作家鈴木由紀子さんが兼続とお船の本を
書かれたと知り、さっそく本屋さんに行きました。
が、あれ?あれれ〜?
市内の本屋さん5軒まわりましたが、どこにもありま
せん。そりゃあないよなあって思いつつ、山形へ。
ようやっと3軒目でゲット。
むさぼるように読んでしまいました。

File No.9
『直江兼続とお船』鈴木由紀子(幻冬舎新書 740円)
オススメ度 ★★★☆☆

鈴木由紀子さんと言えば、出世作になった『闇はわれを
阻まず 山本覚馬伝』の感動がまだ忘れられません。
一昨年に上梓された『天璋院篤姫と和宮』も面白かった
ですねえ。この本ではじめて篤姫の写真を見て、「迫力
あるなあ」って思いました。
今度の著作も佳品ですよ。
なぜ佳品かというと、兼続や慶次郎に作家として惚れぬいて
いることと、お船や仙洞院に同性としての心を寄せているから
ではないでしょうか?
兼続の漢詩「逢恋」いいですねえ。こんな漢詩もつくるなんて、
やっぱ惚れられるわけです。
今読んでいる『テッパン男』にも、「女は冴えた男が好き」って
書いてありました。兼続はいろんな面で“冴えた”男だったん
ですね、きっと。
それはそうと、もう一人の冴えた男石田三成の遺児を米沢に
かくまって、粡町で商売させたって話知ってました?
も、もしかして、三成のDNAか、Y染色体は現代の誰かに
受け継がれているのかも?
徳川家康に直江状を突きつけるくだりは、こちらも何だか
身体の芯が熱くなってくるようです。
でも、火坂雅志さんも書いていたように、兼続の魅力は、
米沢減封後に、より深い光彩を帯びてくるんですね。

いずれにしても、本屋さん、早く仕入れて下さいね。
あと、図書館もまだ「禁帯出」。そんなに高い本じゃないん
だから、数冊買って貸し出ししてくれればいいのになあって
思うのですが…。
2009.02.11:ycci:count(708):[メモ/コンテンツ]
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