ぶっくぶくの部屋

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1月からはじまった大河ドラマ「天地人」、
視聴率も好調な出だしで良かったですねえ。
人間味のあるというか、親しみやすい兼続に
している脚本の意図もわかりますが、「愛」と
「義」が清々しく表現されていくことを期待して
います。

File No.8
『名将の品格』火坂雅志
(NHK出版生活人新書 660円)
オススメ度 ★★☆☆☆

『天地人』の原作者である火坂さんの歴史夜話を
そばでジーと聞いているような趣があります。
火坂さん自身、いろいろな天地人関連本を書かれ
ましたが、おそらくこれが最後になるだろうとの
こと。
景勝・兼続が日本の武士道の先駆け的存在である
ことや、火坂さんが兼続を書こうと決心してその
実現までに20年の歳月がかかったこと、書いても
書いても報われない時代に海を見ながらにがい涙を
何度も流したこと…、等々火坂さんの心の遍歴的な
ところもあって、ホントにいい話です。
とくに、「ほんとうの『宝』は足元にあった」という
火坂さんの言葉は、われわれ米沢の人間にも言える
ことです。
おもしろおかしで視聴率に一喜一憂するのもいいけど、
兼続の「愛」と「義」の本質をちゃんと受け止めなければ
ならないんじゃあないかと思いました。
それは、そんなに難しいことではない、ということを
この本は教えてくれるハズです。
2009.02.08:ycci:count(763):[メモ/コンテンツ]
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