天地人

▼おアツいのは苦手

6月も半ばを過ぎたと言うのに、このカラ梅雨と暑さ。
オレは暑いのは大の苦手。
ただでさえ冷や汗・アブラ汗の毎日なのに、この上、生理的な
汗まで加わっちゃあ、もうグッタリ。
なのに痩せないのはナゼ?
そんなこと知らん。

前回に続き「労働」シリーズ。
ちょいと必要に迫られて何冊かタテ続けに読んでいる。
知の巨人@ァ花隆は、あるテーマに取り組む時、その分野の
本や資料を1メートルぐらい読みこむそうだ。
1メートルというのは積んだ高さ。
1冊あたり2センチぐらいだとすると約50冊分!
オレはとても足元にさえ及ばないけど、せめて20センチぐらいは
読みこみたいものだ。
本ばかり読んだって仕事は進まない?
いいえ、何もないところからは、考え方も進む方向もアイディアも
ポイントも、さらにはその仕事の意味さえも見出せない…
とある方が言ってた。
ナルホド、ごもっとも。

File No.345
『決着版 雇用の常識』海老原嗣生(ちくま文庫 780円)
オススメ度★★★☆☆

この著者、「人事・雇用のカリスマ」とも言われ、マンガの
主人公にもなった有名な方。
この方が、来月米沢に講演に来ることになったので、いくつか
著書を読んでおこうと思って。
この本では、マスコミ等で報じられている雇用に関するショッキング
な数字の真偽を分析している。
その代表的なものが、「非正規社員1700万人!」。
だから若者が正社員になれなくてかわいそう、というのはウソだと。
非正規社員1700万人のうち、主婦・高齢者・学生で約8割を
占めると言うこの事実。
年収200万円に満たないワーキングプア1000万人(統計に
よっては500万人)という数字の構造もほぼ同様。
やっぱり物事は、その真偽をしっかりと見定めなくてはならない、
ということ。
でないと、方向性を誤ってしまうかもなあ。

File No.346
『仕事をしたつもり』海老原嗣生(星海社新書 820円)
オススメ度★★★☆☆

これは痛快にして痛烈。
オレもアナタもおぼえがあるでしょ「仕事をしたつもりーマン」、
ってカンジだよなあ。
例えば、
会議の時に何十枚も資料を作って、肝心のポイントがボケでしまうこと。
やってる人にはワルイけど、「裏紙利用」と「マイ箸」のエコやってる
つもり。(オレが言ってるワケじゃなく、海老原サンが書いてること。
ナゼだかは本を読んで)
さらにケースは、
「量の神話」
「ハコモノ志向」
「本末転倒」
「横並び意識」
「過剰サービス」
と続き、その指摘はナカナカ厳しい、けど、もっともだと思わせられる
ことも多い。
まあ、自分の仕事や職場の仕事のやり方を見直してみよう、という
ことかな。


2013.06.16:ycci
[2013.06.16]
確かに (nao)

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