天地人

▼熊出没!?

近くにクマが出たらしい。
らしい、というのは、実際にオレが見たわけでもなく、
パトカーが廻って注意喚起してたという話を近所で聞いただけだから。
ウチでとってる新聞にも出ていない。
しかし、ついに来たか里山まで。
オレんちから近くの里山のふもとまで歩いて10数分ぐらいだから、
いつかはプー君も迷い出てくるのではないかとは思っていた。
いつも年に数回はオムスビ持って近くの山に登ろう、なんて
ことを言ってるのだが、一向に実行に移せないのは、プー君との
出会いがあるかも知れない、という不安。
でも、山菜採りの時はそんな不安どこへやら。
ひたすら目的遂行あるのみ。
何故なんだろう、この違い。われながら不思議だなあ。

File No.272
『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』
千田琢哉(日本実業出版社 1200円)
オススメ度★★★☆☆

自己啓発本や長ったらしいタイトルの本は余り好まないのだが、
ある書店で一番目立つ所に平積みしてあったので、ついつい手に
とってパラパラと見たら、気にかかったフレーズがいくつか
あったので買ってしまった。
しばらくは積ん読状態だったのだが、何気に読んでいくうちに、
なかなか面白い、というかタメになる内容で感心した。
本書では、本の読み方に関する80の箴言が、ひとつにつき
2ページにまとめられており、すごく読みやすい。
80のテーマのうち、
ナルホド!とか、我が意を得たり!とか、そうだよなあと共感したり
したものが約7割。
むむ、それはどうかな?、ホンマかいな?と思ったのが約2割。
それはないだろ、と思ったのが1割、ってとこかな。

「本なんかあまり読まない」「読まなくてもちゃんと仕事出来る」
「本ばかり読んでると実行力がなくなる」なんて思ってる人は、
ぜひこの本を読んでみるべきだ。しかも、読書に対するネガティブ
な先入観を一時捨てて。
「つらいときには群れるな、本を読め」
つらさを受容できる力というのは、読書で培われる。

一方、ホンマかいな、と思ったのは、この著者が高校生まで
一冊も本を読んだことがないのに、大学4年間で1万冊(1000万円分)
の本を買い、そのすべてを読んだというのだ。
それこそホンマかいな?
だって、4年間で1万冊というと、1年で2500冊、1カ月で208冊、
1日で約7冊!
いくら何でも不可能だろうそれは。
いや、もしかしたら本当に読んだのかも知れない。
まあ、そのくらい本の虫みたいになって読んだ、ぐらいに理解すべきか。
確か、もう一人いたよなあ、1カ月に200冊は読むと言う、よく
テレビにも出てる学者さんが。
1日平均7冊も読んで、よくテレビに出たり、大学の講義をしたりする
時間があるよなあ〜(もちろん皮肉)。
因みにオレの最高は1年で300冊。
オレのオツムでは、1日1冊もかなり過酷だった。
しつこいようだが、オレは1日7冊読む人のオツムの構造の方が
ずっと興味深い。

最後に本題に戻って。
この本のテーマ67に
「今までなら『ありえない』本も1年に1冊は買ってみる」
というのがあった。
知らず知らずに形成されてしまうカラを時々意識的に破って
みるということかも知れない。
「よおしっ」と思い立ってすぐ本屋に行って買ってきたど〜。
今までのオレ、いやここ10数年のオレには「ありえない」本を。
近日公開!



2011.11.06:ycci

HOME

(C)

powered by samidare