天地人
▼今シーズン初の輪行
昨日来の雨も未明には止み、いざ、今シーズンの
初乗りへ!
VBVには何回か乗っていたが、とても輪行と呼べるものでは…。
午前11時に集まったメンバーはなんと10人。
みんな、待ちわびてたんだなあ。
いざ走ったら、転倒者は出るわ、自転車は調子悪いわ、息は上がるわ
で、いやはや、何でも初というのは難産なんだなあ。
かく言うオレもVBUの調子がいまいちなんで、VBTで参加。
スピードはロードに及ぶべくもなく、周回遅れもいいとこ。
悔しいからつけ麺大盛り食って、そのあとまたピザ食って、
締めにつの巻2コ食って…。
むうっ〜、ムネヤケしたみたい。
File No.226
『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』
竹田恒泰(PHP新書 720円)
オススメ度★★★★★
日本が悲しみに打ちひしがれ、沈んでいるこんな時だからこそ、
この本には5つ★を付けた。
一言で言うと、日本の底力を改めて見直し、日本の素晴らしさ、
日本人であることの誇りを再認識させてくれる好著である。
著者はいろんな事例をひいて日本の素晴らしさを例証している。
そのひとつがミシュランガイド。
ご存知のとおり、「ミシュランガイド」とは、ヨーロッパで
最も信頼の高いレストラン格付け。
2007年にはじめて東京版が出され、2009年には、
最高位の3つ星件数・星付き総件数・総星数とも、本家本元の
パリを上回り、世界をあっと言わせたのだ。
星付き総件数は、パリ77軒に対し、東京はなんと197軒。
東京は一躍世界の美食都市となった。
というより、ようやく世界が日本の食レベルの高さを知り
始めたと言うべきか。
もうひとつは日本語。
現代日本語のルーツとなったのは漢語ではあるが、日本の
言語文化の豊かさが、逆輸出、つまり多くの和製漢語を生んで
いる事実。現代中国語の社会科学・人文科学分野の用語の
約7割は和製漢語だとか。
だから、中国語は話せないけど、漢字筆談だと大体意味が
通じるのか。
そのほかにも、無益な戦争を排除し続けてきた和の精神や、
トルコや台湾との友好の歴史などなど、日本人として
元気になる話がたくさん出てくる。
最後に、日本はどんな国難に遭遇しようとも、天皇(すめらぎ)
が存在し続ける限り大丈夫だということ。
なぜなら、天皇は2600年以上ものながきに亘り、その御身を
賭して日本と言う国体を守り続けてきたのだから。
国難に遭遇すると、天皇は神に自らの不徳を詫び続けるという。
だから、この度の陛下のお言葉も、われわれ国民の胸に深く
響いたのだ。
日本は大丈夫!
蛇足ながら…。
今朝の新聞に、ドナルド・キーン氏が日本への永住を決めたと
載っていた。自分に残された時間を、この震災後の日本にあって
立ち上がろうとする日本人とともに生きたい、と。
涙が出るほどいい話だ。
ぜひ、キーン氏と握手しハグしたい。
もっとも、氏にしてみれば、
「おまえはだれよ?」
ってな感じだろうが…。
2011.04.24:ycci
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