天地人

▼奇想天外の面白さ!

少し前のTVドラマ「鹿男あをによし」って観ました?
私は1、2度、酔って帰ってから家人のソバで何気に観ましたが、
「わけわがんね」って寝てしまいました。
そのうたた寝で「有頂天ホテル」の夢を見たりして…。
ん?、ただの「鹿」つながりか?

File No.48
『鴨川ホルモー』万城目 学(角川文庫 514円)
オススメ度★★★★☆

ってなことがあったもんですから、「鹿男…」と同じ作者の「ホルモー」も
どうせわけわかんないだろうって、タカをくくってたんです。
ちょっとヒヤカシ気分でパラパラと読んでいたら、
「ふうん」→「ふううう〜ん」→「ふむふむ、それで」→
「ほうっ、それで、それで?」→「ふぇええ、はへええ、なんと、なんと」
と、次から次へと繰り出す奇想天外なストーリーにまんまと引き込まれて
しまったのでした。
(ぶっくぶくはこういうパターンが多い)
よく考えるよねえ、こういう小説。
凡人では書けない、まさに現代版伝奇的奇想天外青春小説とも言うべき
ものでしょうか。
残念ながら、あらすじも「ホルモー」の意味も書けません。
それを読む前に知ってしまったら、面白さ半減です。
読んでのお楽しみ。想像を絶する設定と展開が待ってますよお。
この面白さに、思わず
「ホルモオオオォォォーッ」と雄叫びをあげつつ★よっちゅっ。
こりゃあ、近著『プリンセス・トヨトミ』も早く読んでみないと。

2009.05.12:ycci

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