「転機」のキャリア理論からUターン転職を理解しよう Part3(転機を受け止める)
こんにちは、山形転職公式Twitter中の人です。 Uターン転職で見落とされがちな「家族の理解」。夫婦だけでなく、地元両親とも話しをしておくことをお勧めします キャリア理論でいうところの「リソースの点検」の観点で考えるとわかりやすいかもしれません。 記事にまとめてみようと思います。 https://t.co/YDtXx1hQLQ — 山形転職.com (@yamagatatenshok) February 26, 2020 このツイートから始まった「転機のキャリア理論からUターン転職を理解しよう」のPart3、最終回です。→ Part1 Part 2 はこちらから 山形転職公式Twitter中の人(以下 山形転職):これまでの話は、Uターン転職では、 (1) 家族に起きうる変化も理解しておくといいね (2)自分の状況や心境、家族や資産の状況、選択の幅を整理し、それから進めていこう というお話でした。 いよいよ今日で最終回です。 < シュロスバーグの理論の概要 > シュロスバーグの理論は、アメリカのキャリアカウンセラーの研究家ナンシー・シュロスバーグという人がまとめたキャリア理論の一つ。人生で遭遇するさまざまな出来事のうち、人生に大きな変化をもたらす出来事(例えば、就職、転職、結婚、離婚、親の死など)、いわゆる「転機」を乗り越えるための考え方を体系化したもの。 シュロスバーグの理論による【転機を乗り越えるための3つのステップ】 1) 変化を見定める ←Part1で話をしたところ ・自分の転機を認識する 2) リソースを点検する ←Part2で話をしたところ ・転機を乗り切るためのリソースを確認する 3) 転機を受け止める ←今回Part3で話をするところ ・転機を乗り切るための戦略を立て、そのためのリソースを強化する 佐藤大輔(以下 大輔):個人的には、ステップ1と2がある程度できていると、ステップ3も自ずと見えてくるんじゃないかなぁと思います。あとは行動しましょう(^^)/ 山形転職:それじゃもうこれでお話が終わってしまうじゃないですか!もう少し具体的にお願いします! 佐藤大輔:そうですか。そうですよね(笑) 前回はリソースを点検する「4つのS」と言うことで「Situation(状況)、Self(自己)、Support(支援)、Strategies(戦略)」の話をしました。 1.自分は今どういう状況なんだっけ? 2.自分ってそもそもどういう人間なんだろ? 3.自分の周りに助けてくれそうな人とかサービスとかあるかな? 4.どういう選択肢が考えられるかな? ざっくり言うとこういう意味だと理解していいと思うんだけど、この4つを自分なりに理解を深めて明確にしていくのがステップ3の流れだと思うのよね。 山形転職:例えば? 佐藤大輔:最初のS(状況)の部分において「この転機はチャンスだ!」と言う気持ちであることがわかれば、活動的に動いていけることが多いけど、「この転機は望まないことで嫌だ!」と言う気持ちなら、なかなか行動も起こしにくいし、転機を乗り越えるのに苦労する。 山形転職:それがわかると何がいいのでしょう? 佐藤大輔: ネガティブな感情の源、どうして嫌だと思うのかなぁということに注目して、その嫌な原因を排除できるのかどうか検討する こともできるし、排除できないのであれば、 なんとかポジティブな面を見つける努力をするのか、あるいは、諦めて「嫌だけどしょうがない」の気持ちで動くのか 、 対処できる。 山形転職:なるほど。そこがわからないと、ただ嫌だなぁってウジウジして動けないですものね。 佐藤大輔:それからUターン転職で特に考えたいのは、3つ目のS(支援)、助けてもらえそうかという観点と、 時間・金銭的な制約 も考えるといい。 いつまでに Uターンをするのか、時間的な余裕があるのか、もし万が一職が見つからない状態で帰ることになったら、あるいは、Uターン転職で「失敗した」となって短期離職してしまった場合に 再就職するまでの生活費はどのくらい持つのか。 両親のいる実家に入るのであれば、全くお金がなくても屋根のあるところでご飯は食べられるけれど、一人暮らしが前提だとすると、金銭的な蓄えは事前に必要ですから、 いきなり転職活動を始める前に、「貯金」が必要になること もある。 山形転職:あ~、それが「 リソースを強化する 」ということなんですね。 佐藤大輔:そういうことだね。そのあたりを整理するのに、我々のようなエージェントと話をするのもいいと思うのですよ。 結果、「やっぱり今はUターン難しいかなぁ」となるケースは確かに多いけれど、「じゃぁ、いつだったらUターンの活動ができそうか」が具体的に考えられて、それに向かって活動できるようになるからね。 山形転職: 相談いただいた方それぞれのリソースの状況は違うから、それにあった戦略を一緒に考える、ということですね。 佐藤大輔:そうなんです!キャリア理論というのは、難しい学問の話ではなくて『考える枠組み』だと思います。 今回の話で興味をお持ちいただいた方は、さらにシュロスバーグの理論を深めてもいいし、ご自身でも色々な「キャリア理論」を調べてみると、自分の今の状況を整理する考え方に出会えると思いますよ。 山形転職のまとめ。 Uターン転職をどう進めるのか、それは皆さんそれぞれの転機の捉え方や、今のリソースによって様々です。シュロスバーグの理論も参考にしながら、一緒に幸せなUターン転職を進められるよう、私たちもサポートしていきます。 「転機のキャリア理論からUターン転職を理解しよう」Prat1はこちら 「転機」のキャリア理論からUターン転職を理解しよう Part2はこちら
2020.05.21