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加藤 典洋

1948年山形県山形市生まれ。
東京大学文学部仏文科卒。
早稲田大学国際教養学部教授。文芸評論家。

「言語表現法講義」で第十回新潮学芸賞、「敗戦後論」で第九回伊藤整文学賞、「テクストから遠く離れて」「小説の未来」で第七回桑原武夫学芸賞を受賞する。


内容(「BOOK」データベースより)

世界二十カ国以上で翻訳されている村上春樹の小説の面白さとは何なのか?鮮烈なデビュー作『風の歌を聴け』から『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』まで四つの長編を完全読解。詳細な日数表や、図表を使い、親友の“鼠”は最初から死んでいたなど、テキストに隠された“ハルキ・コード”を丁寧に読み解いていくファン必読の書。
加藤典洋(かとう のりひろ )
加藤典洋(かとう のりひろ )

1948年4月1日
山形県山形市出身の文芸評論家。山形県立山形東高等学校、東京大学文学部仏文学科を卒業。1985年に『アメリカの影』でデビューする。現代文学、思想史、政治、歴史認識と幅広く発言する。

1995年に『群像』誌上で「敗戦後論」を発表。日本の戦後をどう認識するかを問いかけた。アジア地域等の被害者に謝罪する主体、すなわち「日本人」という主体が欠如しつづけているという議論を展開した。そのうえで、具体的方策の一つとして、日本人に対する日本人自らによる弔いの必要を唱えた。これらは右派、左派双方から批判され、または賞賛され、言論界に論争を巻き起こした。1997年には論考をとりまとめ加筆訂正のうえ『敗戦後論』を刊行した。

ポストモダン系の思想家(柄谷行人や浅田彰等)に対しては、西洋思想の輸入者であり独自性がないとして、かなり批判的である。『日本の無思想』は丸山真男の『日本の思想』、『テクストから遠く離れて』は蓮実重彦の『小説から遠く離れて』のパロディである。

文体には固有の癖や著者独特の省略的記述、比喩表現等が頻繁にあるため、慣れるまでは難しくはないが舌足らず的な読みづらさがある。

▼Yamagatan ver9

Hanagasa君
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