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▼ますむらひろし《銀河鉄道の夜》劇場用アニメ傑作

ますむらひろし
漫画家 1952年10月23日 山形県米沢市出身

代表作『アタゴオル物語』『宮沢賢治童話集』
20歳からマンガを描きはじめ、1973年に「霧にむせぶ夜」で第5回手塚賞(上期)準入選しデビュー。

宮沢賢治作品の漫画化では、原作に忠実でありながら登場人物を猫の姿で表現するなどした。この作品群に関するますむら自身の考察は、『イーハトーブ乱入記』(1998年)に詳しい。またこの業績により2001年、宮沢賢治学会よりイーハトーブ賞が贈られている。さらに、このますむら版を原案とした1985年公開の劇場用アニメ「銀河鉄道の夜」ではキャラクターデザインを担当し、100万人動員の大ヒットを記録した。

銀河鉄道の夜[画像]

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宮澤賢治の代表作である同名作品と、同作をもとにキャラクターを猫に置き換えて描かれたますむらひろしの漫画作品をそれぞれ原作と原案に、「タッチ」の杉井ギサブロー監督、劇作家の別役実脚本、そして細野晴臣音楽の豪華スタッフによって1985年に制作された劇場用長編アニメーション。

病気の母と暮らし、帰らない父を待つ少年ジョバンニ。星祭りの夜、丘の上で一人空を見上げていたジョバンニのもとへ、鉄道が到着する。乗り込むとそこには親友カムパネルラがいた。2人は永遠の友情を確認するかのように旅立つが、やがて別れのときが訪れる。

キャラクターが猫であることや、原作に対する解釈をめぐって賛否両論別れるものの、独りぼっちのさみしさや切なさ、さらに夏の夜の微妙に涼しい空気感まで感じさせてくれる。(田中 元)

内容紹介

宮澤賢治の名作童話「銀河鉄道の夜」を劇場アニメ化。ニュープリントからハイビジョン・テレシネを敢行、さらに最先端の画像修復技術「HENRY」を採用して細かいキズやゴミをデジタルで修復。またオリジナル音声に加えて、音声を5.1chサラウンドにリニューアルして別トラックで収録。

ますむらひろし公式サイト/ごろなお通信
画像 ( )
2005.11.12:事務局

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