スタッフヤマガタン(ヤマガタン事務局)

宮沢賢治殺人事件吉田 司 (著)

内容(「MARC」データベースより)
無名の賢治売り出しに関わった母を持つ著者が、聖者伝説を作りあげた吉本隆明から中沢新一までの賢治御用達の知識人、情報を独占する宮沢家、出版業界の共謀を暴き、「賢治教」を信奉する現代日本の精神に挑む。

第1章 誰が賢治を売り出したか?
第2章 ふしぎな階級
第3章 花巻ルネッサンス
第4章 賢治を殺した子守唄
第5章 天上のアイスクリーム
第6章 遊民のバーチャルランド
第7章 雨ニモマケテ風ニモマケテ…
第8章 聖者伝説の時代

吉田 司

ノンフィクション作家
1945年山形県山形市生まれ

早稲田大学在学中に、映画監督小川紳介とともに小川プロを結成。「三里塚の夏」などを製作。

1970年から水俣に住み、胎児性の水俣病患者らと「若衆宿」を組織。

水俣での経験をまとめたノンフィクション『下下戦記』で、1989年大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

『en-taxi』にて「猛毒悪寒疾風書評 BOOKサーフィン2004」を連載中。

代表著作に『下下戦記』(文春文庫)、『ひめゆり忠臣蔵』(大田出版)、『ひばり裕次郎昭和の謎』(講談社+α文庫)、『宮澤賢治殺人事件』(文春文庫)、『世紀末ニッポン漂流記』(新潮社)他多数。