山形県観光物産協会

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やまがたの雛


本間美術館 本間美術館 酒田夢の倶楽 酒田夢の倶楽 相馬楼 相馬楼 致道博物館 致道博物館 新庄ふるさと歴史センター 新庄ふるさと歴史センター 紅花資料館 紅花資料館 山辺町ふるさと資料館 山辺町ふるさと資料館 上山城 上山城 酒造資料館東光の酒蔵 酒造資料館東光の酒蔵

 

地域によって異なるお雛さま

最上川舟運の発達時期と重なる享保年間に流行したため、雛人形の主流となっている。比較的大型で、面長の顔が多く、装束は金襴や綿を用いているため、豪華な印象を与えます。

公卿の装束を、有職故実により正しく仕立てた雛です。女雛の十二単、衣冠装束などが特徴とされ、古今雛の原型となっています。別名「高倉雛」などとも呼ばれています。

江戸にて生まれ人気を博し、現代の雛へと受け継がれています。目にガラスなどをはめ込む精巧さと、美しい装束と顔立ちで、京都・大阪へと次々に広がっていきました。

雛と京文化の雅な旅

紅花交易でもたらされた京文化を雛と街並みで感じる旅。
かつて山形は全国有数の紅花生産地として知られ、
北前船で紅花や米を、京や大阪へ運んでいました。

その戻り船には、紅花で得た富と上方文化が詰め込まれ、
山形の地へともたらされた中に、雛人形もありました。

現在も最上川沿いの県内各地に数多く残されており、
2月〜4月には山形県内各地で雛人形を公開していますので、
ぜひ雛と上方文化をめぐる旅をお楽しみ下さい。

→ 雛と京文化の雅な旅(村山地方)
→ 雛と京文化の雅な旅(庄内地方)


※2018年2月24日現在の一覧です。
※公開期間に変更がある場合もございますので、予めお問い合わせください。
※詳細は右のバナーをクリックしてご覧ください。

山形市
山形市
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
山寺芭蕉記念館 023-695-2221 2月23日〜4月9日 400円  
歴史と文化の美術館 わらべの里 023-693-0093 2月3日〜4月2日 700円  
山形まるごと館 紅の蔵 023-679-5101 2月17日〜3月30日 無料  
佐藤屋本店 023-622-3108 3月10日〜4月1日までの土・日・祭日および4月3日 無料  
本家 長門屋 023-622-3566 3月17日〜4月3日 無料  

城下町やまがた雛まつり

・山形市商工課

・七日町商店街振興組合

・街なか賑わい推進委員会

 

023-641-1212

023-631-6368

023-631-0831

 

 

 

2月23日〜3月18日

 

時間・料金は施設により異なります。

 
上山市
上山市
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
上山城 023-673-3660 3月3日〜4月3日 410円

毎週土曜日は小・中学生無料

博物館 蟹仙洞 023-672-0155

3月上旬〜4月中旬

500円  
旧曽我部家(武家屋敷通り) 023-672-1111

3月17日〜3月25日

無料 お茶やお漬物の振る舞いがあります。
山田屋(楢下宿) 023-672-1111

3月17日〜3月25日

無料 湯茶接待がります。
中山町
中山町
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
柏倉九左ェ門家 023-662-3521 3月3日〜3月18日 500円  
山辺町
山辺町
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
山辺町ふるさと資料館 023-664-5033 2月17日〜3月25日 200円  
■まちなか雛ミュージアム 023-664-5033 3月3日〜3月25日 無料 
各店営業時間内
 
寒河江市
寒河江市
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
料亭 慈恩寺陣屋 0237-87-1112 3月3日〜5月6日 600円  
古澤酒造資料館 0237-86-5322 3月3日〜5月6日 無料 4月1日までの土日祝はガイド案内有
寒河江八幡宮 0237-86-6258 2月16日〜4月1日 無料  
大江町
大江町
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
岡田文治家 0237-62-2111 3月29日〜4月1日 300円  ̄|
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共通券
800円               
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清野太家 0237-62-2111 3月29日〜4月1日 300円
金子仙之助家 0237-62-2111 3月29日〜4月1日 300円
大江町歴史民俗資料館 0237-62-2111 3月29日〜4月1日 300円
錦庵(お休み処) 0237-62-2111 3月29日〜4月1日 無料 甘酒を用意してます。
西川町
西川町
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
清流庭園 山菜料理 玉貴 0237-74-2364 2月1日〜4月中旬 1,000円
見学のみ
 
河北町
河北町
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
鈴木英友家 0237-72-3787 3月28日〜4月3日 400円

※4/2・4/3の2日間

鈴木昌之家 0237-72-3787 3月28日〜4月3日 300円 さくらんぼ東根駅から
細谷昌平家 0237-72-3787 3月31日〜4月3日 300円 河北町町役場まで
國井前豌 0237-72-3787 4月2日〜4月3日 300円 シャトルバス運行。
観光協会第1会場(竹谷喜文家) 0237-72-3787 4月2日〜4月3日

共通券

500円

 
観光協会第2会場(北口公民館) 0237-72-3787 4月2日〜4月3日

共通券

500円

 
紅花資料館 0237-73-3500 1月12日〜4月10日

400円

昭和の雛カレンダー展示中
朝日町
朝日町
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
■旅のやかた 0237-67-2134 3月3日〜3月18日 無料  
天童市
天童市
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
天童市立旧東村山郡役所資料館 023-653-0631 2月16日〜3月25日 200円  
将棋むら天童タワー 023-653-3222 2月16日〜3月25日 無料  
広重美術館 023-654-6555 2月16日〜4月2日 600円  
東根市
東根市
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
■東根市文化施設まなびあテラス 0237-41-1200 3月29日〜4月1日 無料  
郷土料理 梅ヶ枝清水 0237-42-0589 1月22日〜4月3日 無料  
壽屋 寿香蔵・野守の宿 0120-42-0173 2月16日〜4月3日 無料  
村山市
村山市
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
最上徳内記念館 0237-55-3003 2月23日〜4月10日 300円  

最上川美術館

0237-52-3195 2月23日〜4月10日 300円  
愛宕神社「ひな供養」

0237-55-5637

0237-55-5555

3月18日

10:00〜受付

祈祷料

2000円〜

 
楯岡地域市民センター 0237-55-7477 3月1日〜3月31日 無料  
甑葉プラザ              

・段々ロングな雛祭り

 

0237-55-2111

 

3月20日〜3月25日

 

無料

 
大石田町
大石田町
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
大石田町立歴史民俗資料館 0237-35-3440 2月24日〜4月8日 200円  
本町通り(自宅展示十数軒) 0237-35-2111 4月2日〜4月3日 共通券
800円
 
尾花沢市
尾花沢市
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
芭蕉・清風歴史資料館 0237-22-0104

3月1日〜4月3日

200円 【雛三昧】

2018.02.24::[メモ/やまがたの雛]
もがみ雛めぐり
※2018年2月18日現在の一覧です。
※公開期間に変更がある場合もございますので、予めお問い合わせください。
※詳細は右のバナーをクリックしてご覧ください。
 
新庄市
新庄市
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
新庄ふるさと歴史センター 0233-22-2188 2月17日〜4月8日 300円  
割烹つたや本店 0233-22-0434 3月下旬〜4月3日 無料  
とまれや旅館 0233-22-0822 4月1日〜4月3日 無料  

ギャラリー喫茶 花のれん

0233-23-6223 4月1日〜4月3日 無料  

新庄まちなかひなめぐり(商店街通り)

0233-28-8319 4月1日〜4月3日 無料  
金山町
金山町
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
藤兵衛邸 0233-52-7386 2018年中止 無料  
カネカ邸 0233-52-2810 4月2日〜4月3日 無料  
そば処 草々 0233-52-2480 4月2日〜4月3日 無料  
蔵史館 0233-52-2902 3月31日〜4月3日 無料  
マルコの蔵 0233-32-1212 3月中旬〜4月上旬 無料  
三之助邸 0233-52-2117 2018年中止 無料  
梅津邸 0233-52-2116 2018年中止 無料  
いちき邸 0233-52-3821 2018年中止 無料  
鮭川村
鮭川村
開催施設 電話番号 公開期間 料金  

羽根沢温泉雛めぐり

加登屋旅館

ホテル紅葉館

松葉荘

 

0233-55-2525

0233-55-2081

0233-55-2539

 

3月上旬〜4月上旬

各施設による

               

 

無料

日帰り入浴

300円

 
大蔵村
大蔵村
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
若松屋村井六助旅館 0233-76-2031 2018年中止 無料  
湯宿元河原湯 0233-76-2259 2月4日〜4月上旬 無料  
三春屋旅館 0233-76-2036 3月下旬〜4月上旬 無料  
最上町
最上町
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
旅館 喜至楼 0233-42-2011 2018年中止 500円
宿泊・日帰り入浴のお客様に公開
 
瀬見ひな祭り(瀬見公民館) 0233-42-2123 4月1日〜4月8日 無料  
真室川町
真室川町
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
差首鍋地区生涯学習センター「まざれや」 0233-62-2393 3月2日〜4月15日 無料  
まむろ川温泉 梅里苑 0233-62-2373 3月1日〜3月30日 無料
入浴料360円
 
舟形町
舟形町
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
舟形若あゆ温泉 0233-32-3655 2月15日〜3月13日 無料
入浴料380円
 
戸沢村
戸沢村
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
三左衛門そば 0233-73-2182 3月26日〜4月4日 無料  

 


2018.02.18::[メモ/やまがたの雛]
酒田雛街道
鶴岡雛物語
※2018年2月14日現在の一覧です。
※公開期間に変更がある場合もございますので、予めお問い合わせください。
※詳細は右のバナーをクリックしてご覧ください。
 
鶴岡市
鶴岡市
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
荘内神社 宝物殿 0235-22-8100 2月24日〜3月25日 300円  
致道博物館 御隠殿 0235-22-1199 3月1日〜4月3日 700円  
龍の湯「蔵ギャラリー・氷室」 0235-75-2241 3月1日〜4月3日 400円  
旧風間家住宅「丙申堂」 0235-22-0015 3月1日〜3月31日 400円  
湯田川温泉 旧白幡邸 0235-35-4111 3月1日〜4月1日 350円  
三井家 蔵座敷 0235-24-9122 3月1日〜4月1日 400円  
湯野浜温泉街 各店 0235-75-2258 各施設による 無料
龍の湯を除く
 
鶴岡商店街 雛めぐり 0235-24-7711

3月1日〜4月3日

各施設による

無料  
あつみ温泉 湯のまち人形めぐり 0235-43-3547 3月1日〜3月31日 無料  
長沼温泉/ぽっぽの湯 0235-64-4126 2月24日〜3月25日 無料
入浴・休憩別途
 
酒田市
酒田市
                                  
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
本間家旧本邸

0234-22-3562

0234-23-5422(事務所)

2月下旬〜4月上旬

700円

本間美術館との共通券1400円

ガイド可
本間美術館 0234-24-4311 2月24日〜4月2日 900円 ガイド可
旧鐙屋 0234-22-5001 2月25日〜3月21日 320円 ガイド可
舞娘茶屋 雛蔵畫廊 相馬樓 0234-21-2310 3月1日〜4月3日 700円  
マリーン5清水屋(4階 美術画廊) 0234-24-4747

1部2月28日〜3月6日

2部3月8日〜4月1日

無料  
山居倉庫/酒田夢の倶楽(華の館) 0234-22-1223 2月24日〜4月3日 無料  
旧阿部家 0234-54-2776 3月1日〜5月連休最終日まで 無料  
松山文化伝承館 0234-62-2632 2月17日〜4月8日 360円 ガイド可
酒田あいおい工藤美術館 090-2846-6846 2月22日〜4月3日 300円 ガイド可
山王くらぶ 0234-22-0146 2月25日〜5月20日 600円 ガイド可
酒田市立資料館 0234-24-6544 2月17日〜4月2日 100円 ガイド可
さかた中通り商店街アーケード 0234-21-2601 3月3日〜4月3日 無料  
清亀園 0234-23-0388 2月25日〜4月1日 300円 ガイド可
傘福屋 0234-24-2770 今年は中止 100円  
傘福紅房 0234-23-0615 3月1日〜4月1日 200円  
遊佐町
遊佐町
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
旧青山本邸 0234-75-3145 2月14日〜4月1日 400円  
三川町
三川町
開催施設 電話番号 公開期間 料金  

アトク先生の館(三川町文化交流館)

0235-66-5040 3月1日〜3月31日 無料  
庄内町
庄内町
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
亀ノ尾の里資料館 0234-44-2162 3月1日〜4月3日 無料  

 
※2018年2月11日現在の一覧です。
※公開期間に変更がある場合もございますので、予めお問い合わせください。 おきたま・かみのやま雛回廊特別企画【わたしもおひなさま】開催。小学校低学年くらいまでのお子様対象に、お雛様の姿に着付けします。(施設により料金・期間設定あり)
※詳細は右のバナーをクリックしてご覧ください。
米沢市
米沢市
                                                          
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
上杉伯爵邸 0238-21-5121 2月3日〜4月3日 無料 撮影可
【わたしもおひなさま】
米澤民藝館 0238-22-8141 3月3日〜3月11日 500円 ※要予約  
米沢市上杉博物館 0238-26-8001 2月24日〜3月22日 410円 撮影可(フラッシュ☓)
(株)白根澤 0238-23-0092 3月1日〜3月9日 無料 撮影可
南陽市
南陽市
開催施設 電話番号 公開期間 料金  
結城豊太郎記念館 0238-43-6802 1月10日〜3月21日 無料  
川西町
川西町
              
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
玉庭ひなめぐり(地区内3か所) 0238-48-2130 3月24日・25日

1,500円
雛めぐり協力費

撮影可
土礼味庵【わたしもおひなさま】

長井市
長井市
          
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
山口家(個人宅) 0238-84-2830 3月1日〜3月31日 無料  
小桜館(旧西置賜郡役所) 0238-88-9365 2月7日〜2月12日 無料 撮影可
【わたしもおひなさま】
白鷹町
白鷹町
開催施設 電話番号 公開期間 料金 備考
あゆ茶屋 0238-85-5577 2月1日〜3月31日 無料 撮影可
荒砥駅資料館 0238-86-0086 2月1日〜3月31日 無料 撮影可

雛と京文化の雅な旅 
紅花交易でもたらされた京文化を
雛と街並みで感じる旅
かつて山形は全国有数の紅花生産地として知られ、
北前船で紅花や米を、京や大阪へ運んでいました。

その戻り船には、紅花で得た富と上方文化が詰め込まれ、
山形の地へともたらされた中に、雛人形もありました。

現在も最上川沿いの県内各地に数多く残されており、
2月〜4月には山形県内各地で雛人形を公開していますので
ぜひ、雛と上方文化をめぐる旅をお楽しみ下さい。

雛と京文化の雅な旅(村山地方)
雛と京文化の雅な旅(庄内地方)
 

雛と京文化の雅な旅(村山地方) 
紅花や上方文化で栄えた豪商の面影を蔵にみる
珍重された山形の紅花
戦国大名・最上義光時代に城下町が形成され
江戸時代は紅花商人のまちでもあった山形市。

当時、江戸時代から明治初期まで赤い染料はほとんどなく
口紅や着物染めの原料となる紅花は珍重されました。

東北各地で栽培されていたものの、
とりわけ村山地方の紅花(最上紅花)は品質が良いうえに
生産量も豊富なため全国的にも知られた産地でした。

紅花は最上川舟運、日本海西廻り海運に乗せられて、
その多くがはるばる京都へと渡っていきました。
紅花商人のまち、山形に残る“蔵”
今でも山形市には紅花商人たちが活躍した頃の面影を、
街中を歩くだけで見ることができます。

それが山形各地に点在している『蔵』。

これは上方文化の影響で蔵座敷や店蔵が建てられたためで、
ふと見上げると街の至るところに趣き深い蔵が並んでいます。

紅花がもたらした文化は人々の生活に色濃く反映され、
さらに各地の豪商の家にも蔵座敷が多く存在しています。

河北町にある「紅花資料館」は、
かつて近郷きっての富豪だった堀米四郎兵衛の屋敷跡で
展示されている建物は蔵座敷です。

また、中山町にある「柏倉九左エ門家住宅」は
江戸中期に山形藩の支配下で大庄屋つとめた豪商で
こちらにも蔵座敷を見る事ができます。

そしてこの豪商たちの家には
紅花などで得た利潤で贅を尽くして収集した
可憐な古代雛たちが揃うというのも特徴です。
五月雨を あつめて早し 最上川
松尾芭蕉にこう詠まれた最上川は、
富士川、球磨川と並び日本三大急流のひとつです。

米沢から酒田まで県内を巡るように流れ、
江戸時代に最上義光公らの手によって
上流から河口までの航路が開かれると、
すぐに主要な輸送路として活用されはじめました。

川の水は流域の土地を潤し、
米や果樹といった県の代表的な農産物や産業を育み・・・

各地で生産された果樹、織物、紅花、漆など
特産品は最上川舟運で酒田まで運ばれると、
北前船に乗せられて遠方の地へと売られました。

その帰りの船には、
雛人形・古着・仏像・食文化などが積まれ、
経済だけではなく「最上川は文化を運んできた」と
表されるほど大きな影響を与えました。
雛もその中のひとつです。

当時、最上川沿いには舟番所が多く、町が栄えていました。
その中心河港として挙げられるのが大石田町です。
川沿いには、かつて多くの舟運が往来した
その繁栄ぶりを彷彿させる塀蔵が並んでいます。

その美しい白壁が川面に映りこむ景色はまさに圧巻の一言。
その姿を横にして最上川は庄内へと向かっていきます。
 
カフェ「オビハチ」
明治以降も多くの蔵が造られた。今ではその蔵を利用したお店もあるほど
紅花資料館
紅花の集積地でもあった河北町谷地では、雛まつりが盛んに行われている
柏倉九左エ門家住宅
上方風の蔵座敷が残され、数少ない土蔵造りの仏間が保存されている
ひなの隠れ家 慈恩寺陣屋
ひなの小道美術館があり通年展示されている。和食レストラン・イタリアンカフェもあるのでちょっと休憩に
最上川の土塀
当時を再現して造られた白壁の土塀は、繁栄を偲ばせるかのようだ
民家の雛まつり
地域によっては雛人形を一般の家々に訪問して見ることができる

 


雛と京文化の雅な旅(庄内地方) The Elegant Trip of Hina Culture in Shonai Area
小京都、酒田に赴く
上方文化と豪商が集う、湊町酒田
江戸時代には「西の堺、東の酒田」と称された酒田。
その繁栄ぶりは街に残る様々な文化から知ることができます。

村山地方から最上川を経て届けられる紅花は、
最上川を下って行き、やがて酒田へとたどり着きます。
ここから北前船で下関を通り京都や大阪、江戸へと至る
「西廻り航路」で上方へと届けられるのです。

一級品として名を馳せた山形の紅花は、
多大な富を商人たちに与え、
帰り船には様々な上方文化が乗せられました。
こうして酒田は大消費地と直結することで、
大発展を遂げていったのです。

その時の千石船は、当時の半分の大きさになっていますが
日和山公園でその姿を見る事ができます。

酒田繁栄の象徴として有名なのが、
「本間様にはおよびもないが、せめてなりたや殿様に」
で知られる酒田の大富豪・本間家。

本邸や別荘などは「本間家旧本邸」「本間美術館」として残り
往時の栄華を今日に伝えています。

そのほかにも、井原西鶴の『日本永代蔵』で
「北の国一番の米の買い入れ・・・」とされる
廻船問屋「旧鐙屋」も酒田の商人です。

様々な京文化を垣間見る酒田において、
その代表的なものに酒田舞娘もあります。

「舞娘茶屋雛蔵畫廊 相馬樓」
(まいこちゃやひなぐらがろう そうまろう)」は、
その伝統を受け継ぐ唯一の施設です。

江戸時代に商人や町人をもてなす料亭「相馬屋」として開業、
明治27年に一度焼失したものの、その後修復されました。

ここでは現在も酒田舞娘が芸を磨き、
紅花染めの畳部屋の中で優雅な踊りを披露しています。

また、『酒田甚句』の歌詞には
「・・・繁昌じゃ おまへんか♪」
との上方言葉を聞き取ることができ、
そこからも上方文化との結びつきがよく分かります。
酒田のシンボルで雛を見学
山居倉庫/酒田倉庫(さんきょそうこ/さかたそうこ)は、
明治26年に旧庄内藩主酒井家によって
酒田米穀取引所の付属倉庫として建設された、
酒田のシンボル的存在の建物です。

自然を巧みに利用した低温管理により
120年以上経った今でも実際に倉庫として使用されています。

そのうち2棟を利用して
観光・物産の拠点となる「酒田夢の倶楽」が設置されております。
お雛様の時期にはミュージアム「華の館」で、
大型の古今雛「加藤家の雛」が展示されます。

ミュージアム「華の館」で展示していた
人形師・辻村寿三郎氏による雛人形は平成24年1月より
山王くらぶへ移転・展示されています。
庄内藩の城下町、鶴岡へ
鶴岡に残る歴史と情緒を求めて
江戸時代の建物、明治・大正時代の洋館が建つ街並みは
落ち着いた雰囲気があり、酒田とは違った印象の鶴岡市。

庄内藩を統治した酒井家は、
徳川四天王の一人酒井忠次を初代とした名門です。

歴代の藩主には田安徳川家や熊本藩細川家などから姫君が渡り、その際に持参された雛人形や雛道具が今でも酒井家に伝わっています。

この庄内藩は、『たそがれ清兵衛』や『武士の一分』などで知られる鶴岡出身の小説家、藤沢周平の描く海坂藩(うなさかはん)のモデルであると言われています。

小説の中に出てくる舞台は、実際に鶴岡を彷彿とさせる場面もあり、城下町を歩いているだけで作品の世界に浸ることができそうです。

また、映画『蝉しぐれ』の際にロケ地となった「丙申堂(へいしんどう)」は、庄内藩の御用商人で、幕末には鶴岡一の豪商となった風間家の建築によるもので、ここでも風間家が所蔵していた貴重な雛人形が飾られています。
ひな街道に思いを馳せる
明治36年に奥羽本線が新庄まで開通し、大正3年には陸羽西線が開通すると、最上川の役割は鉄道へと移り変わっていく。しかし、山形県にはかつての繁栄を色濃く残す文化が存在し、そして私たちの生活に深く浸透している。県内各地に現存する雛人形はそのひとつで、当時の人々の生活に思いを馳せることのできる大切な歴史なのだ。一年間でわずかな期間だけ見せてくれるその由々しき姿を、ぜひ拝見してみたいと思うのも当然なのかもしれません。
 
舞娘茶屋雛蔵畫廊 相馬樓
ここだけがタイムスリップしたかのように思えてしまう雰囲気のある建物。食事をしながら舞娘の踊りを見ることもできます。
酒田舞娘
本間美術館
江戸時代に隆盛を誇った本間家の別荘。長年手入れされた日本庭園は必見です。
山居倉庫
NHK連続ドラマ「おしん」のロケ地としても知られている観光名所。
ミュージアム「華の館」
加藤家の雛
有職雛(致道博物館蔵)
豪商の面影を今に伝える歴史遺産「丙申堂」。
湯野浜温泉は雛めぐりの宿泊地としておすすめ。
雛菓子の精巧なつくりはまさに職人技。
日本海側に面する鶴岡市は夕日のスポット。