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強者のスイッチ
人と人の関係においてどこかで 強者と弱者が現れる。
人は元来 強者になりたい願望を持っているんだと思う。
そしてそれは常にスイッチのようにどこかでon/off出来るんだと思う。
同じように弱者のスイッチも持っている。
弱肉強食の世界を生き抜いてきたDNAは生きるための防衛本能として
備わってきている。その一部にひそんでいる。
食事を摂ったライオンは、そばを草食動物が通っても追うことはない。
お腹がすいたと脳で感じ取ったときにスイッチが入る。
では弱者となるときはどうだろう。
同じライオン同士の縄張り争いで、自分が負けこれ以上は危険だと
感じ取ったときにスイッチが入り危機を避けて逃げる。
では人間はどうなのだろう。
体格的に大きい者小さい者、立場上の上司と部下とか先生と生徒、客と接客員とか
知識ある者無い者。
すべてスイッチを入れた瞬間、強者と弱者の立場が発生する。
またこれが国と国なら武器を多く持つ国持たない国。経済力を持つ国持たない国の
関係となる。スイッチをちらつかせながら自分が優位に立とうとしている。
だが困るのは、自分が強者なのだと言う立場の関係が見えないままに自分の力を
振るってしまっている。更に強者としての立場を利用して力を行使しようとする者。
得てしてそう言うときは自分本位になり慢心してしまっている。
自分本位という目標の低い考え方を押し付けていることに気付きもしない。
自己満足目的でやったこと、保身行為でやること。これも”いじめ”と言う。
大きなところに目標を置いていればこのようなことにはならないだろう。
このスイッチのon/offに気付いて相手の立場も見えるようにして
目先のことにとらわれず視野を広く持つことがこの問題の解決の第一歩になるんだ
と考える。
2006.12.12:
K.Y
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