VERG Kiny note

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足元で踏みつけた雪が きゅっきゅっと鳴る まるで鳴き砂のような音を出す

こんなときは 思い切りスキーのエッジを切っても 滑らかなカーブを描いて けられた雪は

粉となってふわりと舞いおちる

山頂近くのゲレンデでは 下がってきた雲に徐々に視界を奪われながらも

にょきっと突っ立った樹氷群が見えてきた

冷たく湿った風が吹き付ける 得意な気象条件で そこに育つ樹木に

風上に向かって えびのしっぽと呼ばれる氷の結晶が伸びて行き それ同士がくっついて 

木全体を覆ってしまうのを樹氷という

あるところでふと気づいたのだが 枯れた樹木には樹氷がついてないのだ

どう見ても同じ青森とど松に見えるのだが 枯れている状態だった

枯れた木は 湿った空気を通してしまうので 樹氷が出来にくい

何か切ない現実に直面した気分だった

枯れた樹木の林が広がりかなり目に付く

ここの観光協会HPもそうだが どこのを見ても 食べる 見る 遊ぶ だけが書き込んであって

どうやってそこの自然や環境を維持してるかなど 書かれているところはほとんどない

かろうじて 世界遺産に指定されたところなどでは そういう取り組みを書き込んであったりするが

まずない

思いで作りに行く人がほとんどなのだから 汚しにいくわけが無いと思う

食べる 見る 遊ぶ 守る があってもいいのではないだろうか

確かに 地元の又は日本の保全運動だけでは 中国や 北朝鮮の汚染された粉塵が飛んできて

影響を及ぼさないわけも無いのだが まずは自分からやることの意思表示が大切だと思う

写真はボケているが蔵王の樹氷
2006.01.17:K.Y:count(3,028):[メモ/コラム]
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