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季の音
植物は、特に秋に赤く紅葉する落葉樹は、冬に備え葉を落とすために離層という物を持ち
秋になるとそれが膨らみ、葉に水分が行かなくなり 光合成による葉緑素の生成がなくなって
糖分が残り赤く色づく物質が残ると。。簡単言えばこのようなことらしい。
ただ不思議なのは、冬に備え葉を落とすために離層を膨らませるということ。
何かそこに植物の意図めいたものを感じてしまう。そのような意思はないのだろうが。。
寒暖差に反応してそう言う風になることまではわかる気もする。
踏みしめて歩く足元には、乾いた かさかさと言う音と赤や黄色に色を染めた葉が
敷きこまれている。
時々ぱちんと言う音がかすかに聞こえる。種を弾き飛ばす音のようだ。
やがて来るものに気を回さずに、今の色どりを楽しみたい。
これも日本人独特の感覚なのかもしれないけど。。
2005.11.10:
K.Y
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