米沢の宝もの「人・もの・こと」
▼笹野花
前回、十七堂祭りをご紹介しました。
今日はその露店に並ぶ伝統工芸の笹野一刀彫「笹野花」についてお話しますね。
「笹野花」はコシアブラの木を削って造る造花です。
削ると、木の肌がらせん状に渦を巻いて直径15pほどの菊のような花ができあがります。
その花に赤や黄、ピンク等の色を塗り、花をツゲの枝に取り付けて完成です。
すべて手作業のため1日に出来る数は限られ、早い時間に売り切れてしまうとか・・・
「笹野花」は生花のない冬の間、神仏のお供え用として先祖供養に用いられてきたのだそうです。
現在は火伏せの縁起物としても使われています。
I・M
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「笹野花」をかかえて
画像 (小 中 大)
2011.01.27:y-okaeri
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