今年は雪が多い年でしたが、まもなく春になり本格的な山菜採りシーズンが始まります。
昨年度、山形県内では山菜採りで16件17名の方が遭難し、そのうち死者は2名、行方不明者は1人でした。
慣れた山でも遭難の可能性があるので、山菜採りに伴う事故を防止するため、次のことに注意し、山菜採りを楽しみましょう。
【遭難しないための心がけ】
①慣れた山でも家族等に行き先を必ず告げて、複数名で入山する。
・遭難した場合、行き先を手掛かりに捜索できる。
・緊急時、仲間が救助を要請できる。
②携帯電話を持って行き、GPS機能を有効にする。
・素早く救助要請ができ、また居場所が特定されやすい。
・電池切れに備えて、予備バッテリーを持って行く。
③道に迷ったら来た道を戻り、わからなければ見晴らしの良い場所で救助を要請する。
④急斜面は滑落しやすいので、ヘルメットや命綱を使用する。
⑤食料や水のほか、天候の急変に備えて雨具を準備する。
・山は天候が変わりやすく、朝晩は寒暖差が大きい。
・日帰りの予定でも、飲食物を準備する。
⑥クマ鈴、ホイッスル(警笛)、ラジオ等を携行する。
・クマは本来臆病。クマに自分の居場所を知らせて鉢合わせを防ぐ。
山形県山岳遭難対策協議会
山形県警察本部