裏磐梯高原ホテルのブログ
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会津絵ろうそく
裏磐梯高原ホテルの売店では会津の伝統工芸品を取り扱っております。
本日は会津絵ろうそく本舗 山田商店さんの資料に基づき、会津絵ろうそくについて書いてみたいと思います。
およそ500年前の宝徳年間、会津領主 芦名盛信公により漆樹の栽培を奨励され、漆器の製造と共に漆樹の実から蝋を採取し、ろうそくを作らせたことが始まりとされています。その後、蒲生氏郷公などが江州より技術者を招き熱心に改良をおしすすめます。この頃からろうそく自体に絵を描かれるようになりました。
さらに歴代藩主の保護もあり会津の伝統民芸品、美術品としての発展を遂げて参ります。用と美を合わせもつ絵ろうそくは、幕府への献上品および他藩へのお土産品として重宝し、また諸国の大名に売ることで会津藩の財政を潤したと言われます。
雪国会津では花の咲かない季節が非常にながく、厳冬期は仏壇に花のかわりに花の絵を描いたろうそくを供えていたようです。
会津の伝統の技、悠久の時を経て今なお継承される職人の心にふれてみてはいかがでしょうか。
2010.04.23:
裏磐梯高原ホテル
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