ハタナカの流々ノート

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授業が終わって溜まった疲れがでて、更新をさぼってしまいました。

すみません。気合いを入れ直します!


さて、タイトルの「消費者が支配者か?」について。


消費者は、「ヨリよい商品やサービスを、ヨリ安く買う」

というのが常識になって、提供する企業側は壮絶な努力をして、

ヨリよい商品やサービスを、ヨリ安く提供しようとします。


ここで、大部分の消費者は、企業で働いていることを考えると、

不思議な感じになりませんか。


自分で頑張って稼いだ分のお金で、ヨリ高い給料をもらいながら、

買うときは、別の誰かが必死になってヨリ安く提供して

くれるのを期待してます。


要するに、安く手に入れるために、別の誰かをこき使っているワケです。

そして、その誰かも消費者として、また他の人達をこれまで以上に

働かせている循環が生まれています。


働くことは、人から必要とされるという意味で尊いものですが、

消費者の動向次第で、企業は儲かったり倒産したりします。

これを弱肉強食の原理と捉えて、市場には競争原理が働いている、

と言うこともできるでしょう。


しかし、これでは、企業人が消費者に振り回されているとしか

言いようがないのではないでしょうか?「消費者の勝手」です。

一方で、その消費者はどこかの企業で働いています。

つまり、「ヨリ安く」が巡り巡って、

自分で自分の首を絞めていると言えないでしょうか?


一定の収入のある消費者が、企業が成長できる適正価格で

買うことが常識になれば、企業人が過剰な働き方から解放されて

お互いがハッピーになれるのではないか?と思います。

同時に、株式会社と違って、消費者が経営者となるならば、

「全体としての社会の合理的協調的な努力」
           (エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』)

がなされ、本当の地域づくりができるのではないかと強く思っています。


2011.08.24:tomohata:count(1,480):[メモ/コンテンツ]
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