ハタナカの流々ノート
▼ワイルズの名言
今年前期に大学で教材にした
サイモン・シン著「フェルマーの最終定理」(新潮社)
には、7年間におよぶ孤独な努力によって「フェルマーの最終定理」を証明した
数学者ワイルズの名言が記されています。大好きなので引用します;
「大事なのは、どれだけ考え抜けるかです。
考えをはっきりさせようと紙に書く人もいますが、
それは必ずしも必要ではありません。
とくに、袋小路に入り込んでしまったり、
未解決の問題にぶつかったりしたときには、
定石になったような考え方は何の役にも立たないのです。
新しいアイディアにたどりつくためには、
長時間とてつもない集中力で問題に向かわなければならない。
その問題以外のことを考えてはいけない。
ただそれだけを考えるのです。
それから集中を解く。
すると、ふっとリラックスした瞬間が訪れます。
そのとき潜在意識が働いて、新しい洞察が得られるのです」
(文庫本p.323、単行本p.259)
とてつもない仕事をする人の言葉には、とんでもない迫力があります。
2011.08.05:tomohata
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