ハタナカの流々ノート

▼前期授業、ほぼ終了。

縁あって、去年から大学の非常勤講師をさせてもらってます。

科目は、数学の基礎。

と言うと、ほぼみなさんから敬遠されてしまいます。

数学の苦手意識には、強烈なものがあるようです。


なんでそんなに数学が嫌いになってしまうのかというと、

「数学のたのしみ方」を習う機会がなかったからでは

なのでは?

と思うようになりました。


そこで今年の授業では、感動の数学ノンフィクション

サイモン・シン著「フェルマーの最終定理」(新潮社)

(ちなみに、訳者は山形県出身の青木薫さん。
たくさんいい本を訳されています!)

を教材にして、数学の世界を味わってもらいました。


本の題名は堅いのですが、予備知識がいらないにもかかわらず、

「数学ってこんなにゆたかな激動の歴史があるのか〜!」

と感動させられてしまう、とても貴重な一冊です。


というわけで、学生さんと対談するように授業を進めていったのですが、

学生さんの質問が鋭くて、逆にこちらがあたふたする日々(^^;)


そんな授業もおまけのテストを残すばかりとなりました。


緊張の連続で参ったりしながらも、

学生さんにはたくさんのことを教えて頂きました。

どうもありがとうm(__)m


そして、出来れば、自分が感じた数学の面白さを

周りの方々へ、特に将来の子どもたちへ伝えて行って欲しいと

願っています。


2011.08.03:tomohata
[2011.08.04]
コメントありがとうございます! (ハタナカ)
[2011.08.04]
記事投稿ありがとうございます! (たかはしさとし)

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