ハタナカの流々ノート

ハタナカの流々ノート
ログイン

授業が終わって溜まった疲れがでて、更新をさぼってしまいました。

すみません。気合いを入れ直します!


さて、タイトルの「消費者が支配者か?」について。


消費者は、「ヨリよい商品やサービスを、ヨリ安く買う」

というのが常識になって、提供する企業側は壮絶な努力をして、

ヨリよい商品やサービスを、ヨリ安く提供しようとします。


ここで、大部分の消費者は、企業で働いていることを考えると、

不思議な感じになりませんか。


自分で頑張って稼いだ分のお金で、ヨリ高い給料をもらいながら、

買うときは、別の誰かが必死になってヨリ安く提供して

くれるのを期待してます。


要するに、安く手に入れるために、別の誰かをこき使っているワケです。

そして、その誰かも消費者として、また他の人達をこれまで以上に

働かせている循環が生まれています。


働くことは、人から必要とされるという意味で尊いものですが、

消費者の動向次第で、企業は儲かったり倒産したりします。

これを弱肉強食の原理と捉えて、市場には競争原理が働いている、

と言うこともできるでしょう。


しかし、これでは、企業人が消費者に振り回されているとしか

言いようがないのではないでしょうか?「消費者の勝手」です。

一方で、その消費者はどこかの企業で働いています。

つまり、「ヨリ安く」が巡り巡って、

自分で自分の首を絞めていると言えないでしょうか?


一定の収入のある消費者が、企業が成長できる適正価格で

買うことが常識になれば、企業人が過剰な働き方から解放されて

お互いがハッピーになれるのではないか?と思います。

同時に、株式会社と違って、消費者が経営者となるならば、

「全体としての社会の合理的協調的な努力」
           (エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』)

がなされ、本当の地域づくりができるのではないかと強く思っています。

公益大の活躍はあまりメディアに取り上げられないように

感じますが、非常にもったいないことです。


公益大の学生さんと話をすると、みんな一生懸命に目標を

立てて過ごしているんだな〜。と感心させられます。

僕の頃と全く違います(^^;)

みんな、「社会をよくしたい!」と願って大学に

入ってくる訳ですから、当然かもしれません。


そんな中、前期授業がやっとのことで終了して、

採点、成績付けを終えてホッとしているところです。


みんな頑張って、むしろ僕を支えてくれました。

本当にありがとうm(__)m


機会があったら、お茶でも出しますから、みんな

僕んちへ遊びに来て下さい(^^)


あとは自力で、「フェルマーの最終定理」最後まで読んでねー!

感動をお約束しますよ!!
教えることは、学校だけでなく仕事でも大事なことですよね。

教える技術については、さまざまな本や講座がありますが、

結局のところ、

『産婆たれ!』

ということに尽きるんではないかと思います。


僕が中学のとき担任をしてもらった、とーっても素晴らしい先生と

この間18年ぶりにお話をさせてもらったときに、

「教える時は、その子の『自尊感情』を大切にしてあげることが一番大事」

と教えてもらいました。


一方的に教えるのでは、学ぶ側からしたら「つまらない」ですし、

教える側が満足するだけです。

でも、こちらから何も働きかけないのでは

その子の力を伸ばすことはできないわけです。


このギリギリのラインで、自分で出来る喜びを満たせるように

ヒントを教えてあげるのがいいということですよね。


学ぶ方が主で、教える側はそれを補佐する、

つまり『産婆たれ!』

を常に意識して接することを心がけなければ。。。


そして願わくば、『産婆』になれる環境があれば。。。


NHKのすイエんサーはそういう意味で、大好きな番組です(^^)
まちづくりとか、まちおこしは全国的に行われていますが、

その目標は何なのか、イマイチ明確ではないと思います。


もちろん、『地域の活性化』とか、『魅力あるまちづくり』とか、

『疲弊した地域経済の再生』とか、

様々な表現はなされていますが、ズバッとは来ません。。。


それに、まちづくりは答えのない問題といわれます。

でも、答えのない問題って考えようがないと思いませんか?

積極的なイベントなどの活動があっても、

時間がたてばまた何か手を打たないといけなかったり。。。

この原因は、「問題自体が明確でない」ことに尽きると思います。


そう思ってここ二年ほど、人と議論させてもらったり勉強したり

して、何が求められているのかを自分なりに真剣に考えてきました。


その成果は、こうです!

と言いたいところです。ですが、それよりもインパクトの

ある答えを、つい先日、もらってしまいました。


僕を地域づくりのスタートラインに着かせて下さった方からです。

ご無沙汰していたのでたくさんお話をさせてもらっていたら、


「まちづくりとは『住み続けたいまち』をつくることなんだよ」と。


これなら、わかりました!やっと腑に落ちました!!

ありがとうございましたm(__)m


『住み続けたい』ほど、「まち」と関わるってことですよね。

住居の移動の自由や、経済活動の自由があるわけですが、

自分を育ててくれたまちに、どれだけ自分の責任を果たしているのか??


現役世代が都会に出たい気持ちは十分に解ります。

けれど、残されたまちはどうなってもいいとは

あまり考えられそうにありません。

仕事がない?それなら、仕事をつくればいい!ってのはダメですか?


都会に出たみなさん、みなさんの育ったまちを

『住み続けたいまち』にしませんか?

社会起業なら、その経験を地元で活かせますよー!

がんがん戻ってきてー(><)

...もっと詳しく
なぜか今日、前から考えていた計算を実行してみた。


が、全然上手くいかない。。。(^^;)


根本的にアイデアが間違っていたようで、

これはどうにもしようがない。

こういう時、議論相手がいるといいのだけれど。。。


というか、そもそも、こんなことしてていいのか!?

だめですねー(><)


他にやるべきことが山のようにあるのに。

図書館から借りて来た本も積んだままになっているし。。。


現実逃避の一日でした。

でも、いつかは。

何か突破口を見つけられるときを期待して。


今日は花火ショーですね。

親父が明日に資格試験を控えているので、

家からの眺めで我慢です(^^)

飛島からはどう見えるのかな。。。
今年前期に大学で教材にした

サイモン・シン著「フェルマーの最終定理」(新潮社)

には、7年間におよぶ孤独な努力によって「フェルマーの最終定理」を証明した

数学者ワイルズの名言が記されています。大好きなので引用します;


 「大事なのは、どれだけ考え抜けるかです。

 考えをはっきりさせようと紙に書く人もいますが、

 それは必ずしも必要ではありません。

 とくに、袋小路に入り込んでしまったり、

 未解決の問題にぶつかったりしたときには、

 定石になったような考え方は何の役にも立たないのです。

 新しいアイディアにたどりつくためには、

 長時間とてつもない集中力で問題に向かわなければならない。

 その問題以外のことを考えてはいけない。

 ただそれだけを考えるのです。

 それから集中を解く。

 すると、ふっとリラックスした瞬間が訪れます。

 そのとき潜在意識が働いて、新しい洞察が得られるのです」

               (文庫本p.323、単行本p.259)

とてつもない仕事をする人の言葉には、とんでもない迫力があります。
31で酒田に戻って来て就職相談を受けているうちに、

「地域づくりで食っていきたい!」

と自分の中で目標が定まりました。


でも、そんな「仕事」は見つけられず、

いまは、自分で起こすしかないと腹をくくっています。


なんでそんなことを考えたかと言うと、

大学院で、研究で食っていくだけの力量がないことを

思い知らされて将来を悲観していたとき、

社会起業家という生き方に出会ったからです。


社会起業家というのは、

社会問題をビジネスの手法で解決している方々ですね。


では、「地域の活性化」は社会起業で出来ないものだろうか?と。


それで少し動いてみて、いい人達とのつながりが出来るようになったのですが、

やはり「最初は、自分でやれるだけやらないと始まらない!」

という当たり前のことに気付かされて今に至っています。


で、肝心の活動の内容ですか?

それについては、追々書かせてもらいます〜m(__)m

縁あって、去年から大学の非常勤講師をさせてもらってます。

科目は、数学の基礎。

と言うと、ほぼみなさんから敬遠されてしまいます。

数学の苦手意識には、強烈なものがあるようです。


なんでそんなに数学が嫌いになってしまうのかというと、

「数学のたのしみ方」を習う機会がなかったからでは

なのでは?

と思うようになりました。


そこで今年の授業では、感動の数学ノンフィクション

サイモン・シン著「フェルマーの最終定理」(新潮社)

(ちなみに、訳者は山形県出身の青木薫さん。
たくさんいい本を訳されています!)

を教材にして、数学の世界を味わってもらいました。


本の題名は堅いのですが、予備知識がいらないにもかかわらず、

「数学ってこんなにゆたかな激動の歴史があるのか〜!」

と感動させられてしまう、とても貴重な一冊です。


というわけで、学生さんと対談するように授業を進めていったのですが、

学生さんの質問が鋭くて、逆にこちらがあたふたする日々(^^;)


そんな授業もおまけのテストを残すばかりとなりました。


緊張の連続で参ったりしながらも、

学生さんにはたくさんのことを教えて頂きました。

どうもありがとうm(__)m


そして、出来れば、自分が感じた数学の面白さを

周りの方々へ、特に将来の子どもたちへ伝えて行って欲しいと

願っています。


...もっと詳しく
若くて元気のある方々に埋もれながらも、

初めて飛島を楽しませてもらってきました。


飛島には課題が山積しているので、手放しでは喜べませんが、

静かでゆっくりとした飛島はとてもとってもよかったです!


スタッフや参加者のみなさんと、飛島の方々に大感謝ですm(__)m


飛島、また行きたい!!
powered by samidare
powered by samidare