FPのひとりごと

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退職願を部長に叩きつけ… てはいない 差し出したボク



若いゆえにアホでノープランだった



普通は住むとこと次の仕事の段取りをしてから辞めるものだが



アホなりに 9月30日付で退職となれば



自己都合ではあるが 失業保険がもらえると踏んでいた



受給期間に職探しをすれば何とかなると考えていた



住むとこ? それもなんとかなるやろ! 



会社の寮なのに?



ここがノープラン! って アホにもほどがある



ボクの退職願の日付は佐分利部長の一存(悪意)で



9/30から9/29に書き換えられていた



たった1日の違いで失業保険はパーになった



晒し者にして見せしめにする魂胆が見え見えだった



無力なボクに抗う術などなく 途方に暮れた



おめおめと実家に帰るわけにもいかず



かといって会社の寮にいられるわけもなく



ホームレスかよっ が頭をよぎった



その時 同期の財務課のYクンが救いの手を差し出してくれた



『おれんちに来い!』 と



暫く居候させてくれるというのだ



心底ありがたかった



人の世の冷たさと温かさを正に実感しながら



我が刹那の青春はますます混迷を深めていくのだった
2020.12.26:tnw:count(2,323):[メモ/すきだったのに・・・]
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