FPのひとりごと

▼バイトの帝王28−たこ部屋番外編W−

親分の雀風は
その風貌に 似ず
穏やかで オーソドックスな
もの でした

勝っても 負けても
淡々と していました

私との勝負では
若さの勢いで
私のほうが 圧倒的に
勝っていました 
私が かなり “いただいて”ました

忘れもしません
あの 熱帯夜
私は すでに 大勝していました
その 大勝分
ほとんど 親分の 負け分でした

暑いのと 大負けで
親分 なんか 変でした
いつもと ちがい
いらいら していました

そして 事件は
起こって しまったのです

         (つづく)
2007.05.07:tnw

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