FPのひとりごと
▼キ キ キセキ 。。。
今日 リハビリで奇跡が起こった
誰がどう言おうと こりゃ奇跡だ
オレがエアロバイクを漕いだんだよ このオレが
って わからん人には全然わからんだろうが
半身不随の1級身体障害者が自転車を漕いだんだよ
わからん人にはわからんままで全然かまわないんだけど
とにもかくにも ありえない夢のようなことが起こっちまった
苦節9年 ついにやっちまった
オレの夢は 自分の脚で歩くことだ
頸髄損傷の車椅子男には過分な夢だ
元気なうちにi-PS細胞が間に合えば‥ と思っていたが
あっというまに還暦を迎えてしまった
i-PSがまにあったとしても オレの体力が間に合わない
ならば せめて大好きだった自転車にもう一度乗りたい
それが過分のチョイ下の夢だった
サドルに乗り移り ペダルを漕ぐ
健常者には屁みたいなことが オレには極上のハードルだった
道具で何とかしようと いろいろ画策してみたが
空想の世界ですら それはかなわなかった
ほぼあきらめかけていた
が
リハビリの施設に ちょっと前に 新しいエアロバイクが設置された
そいつは そのサドルの高さが 車椅子の座面とほぼ同一なのだ
これなら車椅子からの移乗ができるかも‥ 胸が騒いだ
マシンの力を借りれば自力で漕げるかも‥ だめもとだ
そして奇跡は起きた
猫でも漕げるほど?の低負荷ではあれど 自力で漕いだ 自力で
ありえない
ありえないことが起きたから奇跡だ
いや ほんとにありえないことなのだ これ
やっちまったんだ DO the キセキ
夢の扉は今日開いた
あとは粛々と前に進むのみ
オレのかっとぶさまを ロードで見られる日も近いぜ 皆の衆!
どぅわっはっは(呵々大笑)
生きててよかった
2016.12.02:tnw
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