FPのひとりごと

▼イノセントK

 『Mクン!』


 『んっ?』


 『アタシがそのディスコにいたら アタシを選んだ?』


 『うーーーーん』



絶句したMを目だけで睨んだ後 頭を抱えたMに微笑みかけるポンタ



 『選ばないんでしょ!』


 『 ・・・・ 』


 『やっぱり』


 『今なら選ぶよ』


 『って それ答えになってないんだけど

  でも どうして今なら選んでくれるの?』


 『あんまり責めるなよ 弱いんだ こういうの』


 『責めてんじゃないの 理由が聞きたいだけなの』


 『理由ねえ・・  おごってくれたから』


 『もう バカ!』


 『冗談 冗談  そうだなあ・・

  一途で真っ直ぐだよね ポンタは

  なにかいろいろと抱えてるんだろうけど

  でも 一生懸命生きようとしてるし 明るいし

  応援してあげたくはなるね』


 『なんか微妙だなあ・・ 

  褒めてもらってありがたいんだけど

  ポンタの女としての魅力はどうなんだよー』


 『なんか ちょっと 女っぽく見えてきた かな・・』


 『まじ?』


 『ちょっと酔いが回ってきたか』


 『もーーーう!』



会話は弾み 二人の距離はどんどん近づいていたが


それは別れの時間も近づいているということだった  
2014.04.19:tnw

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