FPのひとりごと

▼『ライフネット生命』ってどうなの?J

時代の寵児のように颯爽と登場した『ライフネット生命』
『10年&定期保険』という土俵では なるほど横綱であった
しかるに
何故に10年であらねばならんのか という素朴な疑問から
40才男性の10年ごとの保険料の変遷を試算してみたとき

  【死亡保険金額;2,000万円の月払保険料】

       40才 →→→ 4,910円

       50才 →→→ 11,546円

       60才 →→→ 26,926円

このバブル期の不動産価格の如き急騰に唖然とするのであった
60代の年金受給者にとってはかなりのハード・シチュエーションだ
しかも この保険の保障は70才で容赦なく打ち切りだ
でもって この保険 実はまったくの『掛捨て』ときた
つまり 40〜70才までの30年間で5,205,840円払うのだが
その間に亡くなれば2,000万円もらえて めでたしめでたしだが
亡くならなかったら それはまるまる保険会社のものだということ
70才まで亡くなるって だいたいの日本人の場合ありえない
少なくとも もらえる確率より もらえない確率の方がかなり高い
そこいらへんがわかっていて加入されるのなら問題はないが
そこいらへんのこと ほんとにみなさんはご存知なのだろうか?
このケースで30年間で500万円以上も払っておいて
70才になって何事もなくてよかったよかった って笑顔で言えますか?
まあ 働き盛りに限定して加入し 老後の保障なんかはいらんと
割り切っておられる方は それはそれでよろしかろうとは思うが・・

去年 母親が亡くなったが100万円の終身保険に入っていてくれて
どんなに助かったことか
経済的には勿論なのだが それより精神的に楽だ
なにせ まるで他人事のようなスピードで進んでいく一連の葬儀(儀式)
その中で 悲しみにくれながらも葬儀費の心配もしなければならない
ああ あれで支払えばいいや というのがあるだけでも全然違う
これは 実際に葬儀を出した方の偽らざる本音だ


これが結論?
いやいや これからが佳境でんがな あなた!
2011.04.15:tnw

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