FPのひとりごと

▼『ライフネット生命』ってどうなの?B

ライフネット生命(以下LN社)の見積保険料を比較検討する前に
“比較される側”の生保の仕組みを明らかにしておかねばならない
同じ土俵に上げたはいいが かたや力士 こなたレスラーでは困るからだ
LN社が“安い”と言うからには“標的”とする標準モデルがあるはずだ

ズバリ 標的は“漢字生保”の『定期付き終身』だ
漢字生保というのは その名の通り社名が全部漢字の生保会社だ
まあ 皆さんがよく知っている老舗で相互会社が多い
ちなみに
後発組の中で ソニー生命・オリックス生命などを“カタカナ生保”
アリコ・アクサ生命・AIGエジソン生命などを“外資系生保”
東京海上日動あんしん生命・富士生命などを“損保系生保”という

この中で圧倒的シェアを誇るのが漢字生保だが
LN社は ここの主力商品である『定期付き終身』に的を絞ったのだ
『定期付き終身』の話をしたら それだけで1ヶ月はかかる
それぐら言いたいことはあるが それじゃあ話が先に進まないので
(このあたりを詳しく聞きたい方はセミナーにいらしてください)
ポイントだけをお話すれば・・

1.死亡保障のほとんどは『定期保険特約』が担っている
  要するに“死んだらナンボ”のナンボはほぼ『定期保険特約』だ
  LN社の『死亡保険』が比較するのは正にここの部分になる
 (『“定期”付き終身』の“定期”は『定期保険特約』のこと)

2.『更新型』と言われ 10年間で契約が更新されるタイプが多い
  『定期保険特約』も当然ながら10年で更新だ(=保険期間10年)

ここんところを押さえておくと“安さのカラクリ”がよくわかる

さあ LN社のサイトにアクセスしてみよう
試算画面を見ると『死亡保険(定期)』のところは
特に他をクリックしない限りは『保険期間』は10年で固定だ

これで土俵はバッチリ整ったではないか
2011.03.31:tnw

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