FPのひとりごと

▼飲酒事故に思うことB

世の中には 下戸と言われ
ほんとにアルコールがNGの人がいる
昔 同僚の下戸が宴会で飲んでたバービカンに
いたずらで ほんの半口ほどのビールを注いだ
まあ 味が違うぞ!と文句を言われるぐらいだと思っていたら
知らずに飲んでしまった彼は その場にぶっ倒れてしまった
いやーいま思い出しても悪いことをしてしまったもんである

一方 その対極の酒豪と言われる方々も多数生息されてる
私の若い頃の酒のCMで『ウィスキー1本開けられなくて男か!』
などという“あおり”系のCMまであったし
“一升酒”を飲む酒豪は そこいらにごろごろしていた
私も一生酒はNGだったが“トリキン”を1本開けたことはある

要は肝機能の差なんだと思うが
同じ量のアルコールを摂取しても
“酔い方”は正に千差万別
昔 阪急の投手だった今井雄太郎は
度胸をつけるため登板前にビールを飲んでいたのは
スポーツ新聞などにも堂々と載っていて有名な話
この場合 彼にとって ビールは“気付け薬”?!

飲酒運転を肯定する気はさらさらない
厳罰化の流れもやむをえないと思う
でも 何回も言うけど やりすぎはよくない
飲酒運転での事故と風邪薬→居眠りによる事故に
感情論を排すれば なにほどの差もない
どちらも飲まなければ防げた事故である
被害者感情に配慮することも大事なことではあるが
科学的な根拠に基づく量刑はもっと大事なことだと思う
ついこないだまでの 酔っ払いに寛容だった環境には
日本人の本音の部分が滲み出ていると思う
“酒の上での話”とかは ある意味日本の文化でしょう
いい悪いを論じているのではない
確かにそういう文化を日本人が共有していた
ということを言いたいだけ
それが 結局 建前論に負けて
結果的に飲酒そのものを否定するような流れになってしまう

建前だけが大手を振って本音がどこかに行ってしまう
世の中 建前だけが横行したら
生きづらい いやーな世界になっちまうと思うよ
でも 日本は 確実にそっち方面に流されている

やだねー


2009.05.19:tnw

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