FPのひとりごと

▼意味のない車いす その前

『時を戻そう!』





車いす人生初の投票は散々で寒々としたものだった



これだけの高齢化社会になってるのに



まして当地の高齢化にはドライブがかかっているというのに



民主主義の根幹たる選挙の会場が車いすでの入場を想定していない



(会場前で一悶着起こさなければ投票せずにすごすご帰るしかなかった)



そんなことがあってもいいんだろうか



ハード面は もうこりゃどうしようもないというレベルであったのだが



悲しかったのはソフト面=人心の方だ



困っている投票者がいるのなら まずは助けるのが最優先のはず



四の五の言わずに人員を出して 車いすを持ち上げるのが筋だ



何を盾に取っているのかは定かではないが



原則論だらけ



人は出せません



出せても2人まで(それもあくまで例外)



って



選挙を管理していただけるのはありがたいが



まずは投票できる環境を整えるのが選挙の1丁目1番地だろう



それをないがしろにしては管理もへったくれもあったもんじゃない



    ♿     ♿     ♿     ♿



投票用紙に候補者の名前を記入する段になって



どこで記入するんですか? と聞いたら



普通に金属板で仕切られた投票ブースで とのこと



おいおいおい



車いすじゃあ丈が足らなくて届かんし… (見りゃわかんだろう)



途方に暮れていたら



こっちでもしょうがない(特例)と 別のブースを許可された



(代理投票とかのスペースだったような)



(初めからこっちに誘導しろよ!)



しかし



投票“させていただく”のがこんなに大変だとは夢にも思わなんだ



そして お役人(特別公務員?)の尊大さにもかなり驚いた



国鉄職員は鉄道の初期に『汽車に乗せてやる』という発想だったそうだが



こちらの方々も『投票させてやる』的発想が見え隠れ



時代錯誤も甚だしい



しかし このままこの状況を放置していては今後も大変なので



選挙管理委員会に質問状を出すことにした
2021.01.17:tnw

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