FPのひとりごと

▼けいとのぱんつ

小学生のころ



冬になると 女の子は毛糸のパンツを穿いていた



なんか赤いのが多かったような気がする



それに対してはなんの思い入れもない



まあそいうもんだろうと思っていた



男はどうかというと 股引を穿くやつもいたが



オレはというと ズボンの下はパンツ一丁だった



別に無理してたわけでもなく まあそいうもんだった



当時 冬は今よりずっと寒かった



なのに防寒着などというものはほぼなく



アノラックにゴーグル付きの戦闘帽みたいなのがせいぜいだった



だいたい 屋内の暖房設備なんてあったといえるんだろうか?



普通んちには 炭火の炬燵と火鉢しかないんだから



現代人?なら 家庭内で凍死しかねない



炬燵にこもると一酸化炭素でふらふらになるのだが



そこが唯一の適温スポットなのだからそこを離れるわけにもいかない



今思えば エスキモーみたいな生活だ(エスキモーに失礼か)



そんな状況なのに 子供は家でぬくぬくしていることは許されず



『こどもは風の子!』とか言われて 厳寒の外に追い出されるのだった



当然やることはスキーとか雪遊び



いまなら『子供の人権110番』ものかもしれないが



子供たちは喜々として当たり前のように日暮れまで遊んでいた



そんなもんだった



そいえば最近『けいぱん』見ないなー



などと半世紀前に思いを馳せる今宵のFPなのでした ちゃんちゃん
2020.11.15:tnw

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