FPのひとりごと
▼同床異夢
ピョンチャン五輪が始まった
なんだかんだいっても スポーツ好きにはたまらない
暫時 至高の時間を楽しませてもらおう
スポーツに政治が絡むのはよくある話だが
北朝鮮が仕組んだ五輪外交の裏にあるのは 単に政治だけでなない
そこには 体制の安泰(存亡)を賭けた起死回生策が見え隠れする
韓国に対話・融和ムードをちらつかすことによって
韓国を手なずけ(舞い上がらせ) 対米交渉に楔を打ち込もうとしている
三男坊 なかなかしたたかだ
このまま兵糧攻めが続けば どこかで破綻が待っているが
さりとて虎の子の核を手放すわけにもいかない
だいたい 北といくら対話をしたって核放棄などするわけがない
核+ミサイルは いまや北のアイデンティティそのものだもの
だけどムン(文)ちゃんはちょっと左向きで 北のシンパだから
大統領選の公約でもあるし 対話には飛びつくよな
まして平和の祭典オリンピックの自国開催 米国だって文句は言えない
このタイミングを狙って仕掛けた三男坊 まさに起死回生
でも一点突破を狙った割には この先のストーリーは見えない
なぜなら韓国に当事者としての決定権はないからだ
北朝鮮は韓国を使って少しずつ譲歩を引き出したいのだろうが
トランプにそんな考えはさらさらない
対話に応ずるのは唯一核放棄を確約したときだけだが
応じなければ 軍事的オプションが確実に火を噴く
戦争になったら持たないのは 三男坊が一番よく知っている
核は捨てらんない 戦争は嫌だ って? 結局出口は見えない
しばらくは膠着状態が続くような気がするが
行きつく先は なんとなくきな臭い
2018.02.12:tnw
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