FPのひとりごと
▼なんとかならんのか・・
私のリハビリは OTとPTの二種類だ
OTとPTの正式名称はよくわからない
ざっくり言うと OTが上半身で PTが下半身だ(ざっくりすぎ?)
入院中は ほとんど動かない体を無理無理動かしてもらっていたが
いまは 自分で体を動かすのをサポートしてもらっている
私の場合 リハビリの効果は絶大だ
最初は テレビのリモコンを手に持って操作することさえできなかったのに
今では 一人で車に乗って運転している まるで別人だ
リハビリをしていなかったら たぶん療養所暮らしを余儀なくされていた
そのリハビリを担うOTやPTなどの療法士の数が足りないんだって
現場の需要に人的供給が追い付かないというのが実態のようだ
勿論毎年新卒の療法士の方々が就職されて 現場に配属されるが
どうしても 待遇のいい公立系の施設に人気が偏り
民間の施設にまでは なかなか人材が回ってこないということらしい
療法士の方にとっても 一生のことだからやむをえないことなんだろう
私が入浴をさせてもらっている身障者専用施設がある
療養型の施設で 入所者は50〜60人ぐらいだ
ここにもかつてベテランのOTがいたが 公立の施設に転職した
転職からまもなく2年になるが 募集に応じるOTは一人も現れない
2年間リハビリをしなかった入所者がどうなったか・・ 悲惨だ
みんなあっという間に老け込んで みるみる元気がなくなった
唖然とするぐらいの変わりようだ
年齢的にはまだまだの方が相次いで亡くなり
長期入院している人も多い(リハビリだけが原因ではないでしょうが・・)
体を動かす(動かしてもらう)ことが どんだけ大事なのかがよくわかる
私の場合は ある程度 体を動かすことができる(ようになった)ので
ドM体質もあって リハビリばかりか筋トレまで毎日欠かさないが
自分で体を動かせない身障者の場合は深刻だ
仲間が日に日に衰弱していく姿を見ているのはほんとにつらい
なんとかならんのだろうか!
2015.02.18:tnw
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