FPのひとりごと
▼あれから幾星霜・・@
9月も月末が押し迫ってくるこの時期になると
なんとはなしに思い出される出来事がある
二度目(5回生での)蹴活でもぐりこんだ会社でのことだ
そこは二流の洋酒メーカーで 配属されたのは総務部人事課だった
仕事はそれなりに面白かったし 仲間にも恵まれたのだが
なにせパワハラがひどくて 部内の雰囲気は最悪だった
ある日沸点を超えてしまった尻の青い若造の僕は
ずーっと胸ポケットにしまっておいた『退職届』を
総務部長のデスクにたたきつけた バーンと
次期社長の呼び声高い総務部長にだ
気分は最高だったが 最後までパワハラに遭い
退職日を9月30日から29日に書き換えられ
失業保険ももらえず 住むところもなく 大変な目に遭った
まあ でもそれも含めて楽しかった
退職日の直前 部内の先輩女子+1から送別会のお誘いを受けた
断る理由もないのでお受けした
“+1”の方は となりの部の女の子だった
このコは社歴は私より長いが年下だった
小柄で気立てのよい娘だったが 私のタイプではなかった
同僚に このコが好きなやつがいたので そいつも誘った
週末に4人で新宿の大衆酒場に向かった
主役であるべき私には爽快感以外には何も残らない夜だったが
残りの3人には いろんな思いが錯綜していたのであった
( と 後で気づいた )
2014.09.24:tnw
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