FPのひとりごと
▼1億円を71,300コ!?・・G
共産主義(マルキシズム)は 私にとっては一種の芸術作品だった
完璧な語彙 完璧なロジック 完璧なストーリー もう芸術の域!
いや 宗教だったのかも・・ その完璧な教義 宗教と言えないこともない
下世話なレベルから見ると 勧善懲悪にもなっていた
悪は 強欲で搾取を繰り返し 富を不正に蓄財するブルジョワジーで
善は 働けど働けど搾取され尽くし 蓄えも名もないプロレタリアート
プロレタリアートが世界中で結束蜂起し 憎きブルジョワ達を懲らしめる
そして 最終的には みんなで地上にユートピアを建設する
もちろん 自分は99%の方=プロレタリアートだから善の側だし
一緒に戦線を組むのだから 自分だって主役の一人だ
しかも 世界の各地では実際に革命が成功して共産主義国家が実現している
このシチュエーションで燃えないわけがない メラメラだ
かくして 思春期のボクはテッパンのコミュニストとなったのであった
が 鉄板とはいっても表面だけのトタン板のようなものだった
わかったふりをしていたが 中はスカスカの俄かコミュニストだった
その点 他の同志(プロレタリアート)はどうだったんだろう?
少なくとも革命が勃発した動乱の戦地の図書館が開いてるはずもなく
あったとしても 全員が資本論を読破できるはずもない
そう考えれば 私クラスのプロレタリアートも相当数いたと思われるし
ただただユートピアの残像だけを追って革命に身を投じた人もいよう
民衆レベルの実情は たぶんそんなものだった気がするのだが・・
そこんとこを補って余りある活躍をするリーダーが革命の英雄達だ
やっぱカストロ&チェ・ゲバラ そして毛沢東 レーニン・・
革命には こういったカリスマ(革命の象徴)が絶対必要だ
あのリーダーについていけば かならずやユートピアに辿り着く
全身から発するオーラが民衆にそう感じさせるリーダーが
それはそれでいいんだと思う 少なくとも革命が成功するまでは
でもその先 国家を設立してから この構図が問題を提起していくのかも
2013.09.26:tnw
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